コナコーヒーのグローバル・ヒストリー 太平洋空間の重層的移動史

飯島真里子/著

発売日:2025年2月

  • コナコーヒーのグローバル・ヒストリー 太平洋空間の重層的移動史
  • コナコーヒーのグローバル・ヒストリー 太平洋空間の重層的移動史
ページ数
333p
ISBN
978-4-8140-0567-3
著者情報
飯島 真里子(イイジマ マリコ)
1977年神奈川県川崎市生まれ。博士(歴史)。上智大学外国語部卒業。英国オックスフォード大学MPhil課程、DPhil課程修了。東京純心女子大学講師を経て、上智大学外国語部教授

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商品説明

ハワイ島コナを移動史の結節点として捉える。高品質で名高いハワイ・コナコーヒー。その200年の生産史・ブランド史には、植民地的搾取、変化し続ける人種主義、世界市場といった人・モノ・概念・技術の移動が幾筋も絡み合う。

世界的に高品質として知られるハワイ島のコナコーヒー。200年にわたる栽培史には、日英米帝国の植民地的権力、アジア、ラテンアメリカからの労働移民と変化し続ける人種秩序、コーヒーの世界市場など、人・モノ・概念・技術のグローバルな〈移動〉が絡み合う。「周縁」の太平洋の島を結節点として捉え返すグローバル・ヒストリーの試み。

目次

凡 例

序章 コナコーヒーをめぐる歴史叙述
1 コーヒーのグローバル・ヒストリー
2 複数の移民史が交錯するコナ
3 人、モノ、知の重層的移動史
4 本書の構成

第1章 ハワイ諸島へのコーヒーの移植
?英帝国の植物帝国主義と米国宣教師の活動
1 ハワイへの植物の人為的移動
2 カメハメハ二世の訪英
3 英帝国?ハワイ間の植物の「交換」
4 ハワイ王国への「贈り物」
5 オアフ島首長ボキと西洋化
6 アメリカン・ボードとコナコーヒー

第2章 誰がコーヒーを産業化するのか
?王国の主権と農業振興政策
1 欧米系白人入植者と土地制度改革
2 ハワイ王立農業協会とカリフォルニア
3 1850年代のコーヒー栽培の振興
4 1880年代の製糖業の台頭
5 コーヒー法案と権力争い
6 コナにおけるコーヒー栽培

第3章 米国への併合とコーヒー産業
?ハワイ共和国の移民・入植政策
1 労働委員会とコーヒー産業振興
2 ハワイ島東部への米国白人入植者
3 コナコーヒー産業における日系移民
4 逃亡移民のアサイラムとしてのコナ
5 熊本移民合資会社と逃亡移民名簿

Column 1 コナコーヒーの収穫とラウハラのカゴ

第4章 コナの「日本村」とコーヒー
?日本帝国の「国産」コーヒー誕生
1 「日本村コナ」という認識
2 「日本村」形成前のコナ
3 「永住土着」の理想と現実
4 人類学者エンブリーが見たコナ
5 コナ日系移民と南洋珈琲株式会社
6 日本帝国と「国産」コーヒー
7 日本統治下台湾のコーヒー栽培
8 植民地においてコーヒーを作ること

Column 2 「愛国的飲料」としてのコナコーヒー

補論 グローバル・ヒストリーを紡ぎ出す
1 歴史研究の空間認識とポジショナリティをめぐる課題
2 断片化された移動史の収集と結合

ほか

商品詳細

出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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