歴史のなかの貨幣 銅銭がつないだ東アジア

黒田明伸/著

発売日:2025年3月

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ページ数
215,9p
ISBN
978-4-00-432057-9
著者情報
黒田 明伸(クロダ アキノブ)
1958年、北海道生まれ。京都大学文学部卒、京都大学博士(経済学)。京都大学助手、大阪教育大学講師、名古屋大学助教授、東京大学教授を経て、現在―台湾師範大学講座教授、東京大学名誉教授

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商品説明

歴代中国王朝が鋳造した数千億枚に上る銅銭。世界史上極めてユニークなこの小額通貨は、やがて海を越え、日本を含む中世東アジアの政治・経済・社会に大きなインパクトをもたらした。銅銭はなぜ、各国政府の保証なしに商取引の回路を成り立たせてきたのか。貨幣システムの歴史を解明してきた著者が東アジア貨幣史の謎に迫る。

歴代中国王朝が鋳造した数千億枚に上る銅銭。世界史上極めてユニークなこの小額通貨は、やがて海を越え、日本を含む中世東アジアの政治・経済・社会に大きなインパクトをもたらした。銅銭はなぜ、各国政府の保証なしに商取引の回路を成り立たせてきたのか。貨幣システムの歴史を解明してきた著者が、東アジア貨幣史の謎に迫る。

目次

はじめに――貨幣を選ぶ人々

第一章 渡来銭以前――一二世紀まで
 銭の常識
 還流しない通貨
 原子通貨
 溶かされる銅銭
 良貨は駆逐されず
 一一世紀、硫化銅製錬の革新性
 二〇〇〇億枚の古銭

第二章 素材としての銅銭――一二世紀後半以降
 布・米遣いの平安日本
 過低評価される銅銭
 異朝の銭
 素材としての中国銭
 紙幣に追い出される銅銭
 絹の疋から銭の疋へ
 元朝の「紙幣本位」制
 海を越える銅銭
 銅銭を溶かす利益
 銭建て取引の普及から定期市へ
 素材なのか貨幣なのか
 函館志海苔の埋蔵銭

第三章 撰ばれる銅銭――一五世紀以降
 公式通貨消滅の一五世紀中国
 日本列島での硫化銅鉱開発
 東寺の「米価」は何を示すのか
 兵士と銅銭需要
 日本銅の登場
 模造銭ラッシュ
 銅銭の色が決め手――古銭と新銭
 撰銭という問題
 東アジアに広がる撰銭
 基準銭と通用銭
 日本新鋳の銭
 純銅の和製模造中国銭――きわだつ永楽銭の多さ
 宋銭で取引される明代
 古銭模造と倭寇――結節点としての福建南部
 開元銭専用の南京
 一六世紀の永楽銭
 ベトナムにおける中国銭流通
 銅銭流通の重層化
 古銭の過高評価
 多層化する環シナ海の銭貨

第四章 ビタ銭の時代――一五七〇年代以降の日本列島
 倭寇の終焉
 撰銭令の変化
 米遣いの復活
 精銭の空位化
 ビタ銭の登場
 列島産新銭としてのビタ銭
 貫高制から石高制へ
 公認されたビタ銭
 領国内の公式鋳銭
 領国製古銭輸出

ほか

商品詳細

シリーズ名
岩波新書 新赤版 2057
出版社名
岩波書店
サイズ
18cm
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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