知的障害者の施設解体の試み 障害者自立支援法制定期における自立規範の変容と再編
発売日:2025年2月
- ページ数
- 495p
- ISBN
- 978-4-7684-3610-3
- 著者情報
- 鈴木 良(スズキ リョウ)
1975年生まれ。同志社大学社会学部社会福祉学科教授。NPO法人ラルシュ・デイブレイク(カナダ)の職員、NGO地に平和(日本)のパレスチナ難民キャンプ支援事業担当員などを経て、2011年4月〜2014年3月、京都女子大学家政学部生活福祉学科助教。2014年4月〜2020年3月、国立大学法人琉球大学人文社会学部人間社会学科准教授(2018年より人間科学科から改組)、2020年4月〜2023年3月、同志社大学社会学部社会福祉学科准教授。北欧・北米・日本の障害者の脱施設化とパーソナルアシスタンスについての研究を行う
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商品説明
国連障害者権利委員会から初回審査を受けた日本が進むべき道とは。自立能力が達成されたときに社会一般と同等の生活条件が得られるが、達成されないときには得られないという規範。この自立規範によって、多くの知的障害者が施設生活を余儀なくされる現実がある。施設解体の実践によって、平等な社会を実現できるのか。障害学研究者によるフィールドワークの大作。
日本では、重度訪問介護制度の充実・診療報酬の改定など、障害者支援に関する制度が整備され、脱施設化に向けた制度が整いつつあるものの、いまだ多くの障害者が施設入所しているという現実がある。そしてそのうち多くを占めるのが、知的障害者である。
本書は、2000年代初期の障害者自立支援法制定期の歴史的・制度的構造において、社会福祉法人によってどのように知的障害者入所施設閉鎖の実践が行われ、その結果、施設を規定する自立規範はどのように変容し、再編されたのかを、北海道における施設解体の取り組みを丹念に追って、そのエスノグラフィから明らかにしたものである。
入所施設及びグループホーム制度の根底にある知的障害者観/処遇観の影響を受けながら、なぜ/どのように施設閉鎖が行われたのか、地域移行や地域生活がどのように行われてきたのか、ということを知的障害者本人・家族・職員・行政など関係者の相互作用過程から解明を行う。
目次
序章 研究の視点と問い
第1部 居住支援政策における知的障害者観/処遇観
第2部 施設入所と施設生活
第3部 施設閉鎖の背景と方法
第4部 地域移行と地域生活
終章 研究の意義と示唆
商品詳細
- 出版社名
- 現代書館
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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