日本とフランスのカワイイ文化論 なぜ私たちは「かわいく」なければならなかったのか
発売日:2025年2月
- ページ数
- 348p
- ISBN
- 978-4-7503-5890-1
- 著者情報
- 高馬 京子(コウマ キョウコ)
ファッション業界広報に従事後、パリエスト・クレテイユ大学DEA、大阪大学言語文化研究科修了(言語文化学博士)。リトアニアの大学での研究・教育活動、国際日本文化研究センター外国人研究員を経て、現在、明治大学情報コミュニケーション学部専任教授、国際交流担当副学長。研究分野は超域文化論、ファッション文化論、ジェンダー研究、メディア言説・表象分析、記号論
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商品説明
世界のポップカルチャーを変えた「kawaii」の謎を解き明かす。一九七〇年代から今日に至るまで、時代や日本内外の場所によって、かわいい/カワイイ/kawaiiと表記を変え、様々な意味合いで使われてきたこの概念を、地域・時代・ジェンダー規範・民族・年齢・次元など、超えることができないと思われてきた既存の枠組みを超えて形成される「超域文化」としてとらえ直す。
1970年代以降、日本文化の特質として語られてきた「かわいい」という概念の日本における位置づけの変遷を追うとともに、それが海外とくにフランスで、クールなポップカルチャーとして受容されていく様を、ジェンダーの観点も交えて社会学的に考察する。
目次
はじめに――なぜ私たちは「かわいく」なければならなかったのか
第1章 日本における「かわいい」の変遷
1.二〇世紀末の「かわいい」論――卒業すべき「かわいい」
(1)一九九〇年代までの「かわいい」論――「かわいい」文化の発見と否定的評価
(2)九〇年代の海外研究者の「かわいい」論
2.二〇一〇年前後の「kawaii」をめぐる論考――否定されるべきものから肯定されるものへ
(1)二〇〇〇年以降の日本の「かわいい」の特質を原点としてもつ「kawaii」――「かわいい」から「kawaii」に至る「系譜」構築
1枕草子を原点とする系譜
2「かわいい」の意匠としての連続性や変化に焦点をあてる系譜――抒情画、昭和四〇年代 少女マンガ、「かわいい」カルチャー
3機能としての連続性に関する系譜
(2)世界を席巻する「kawaii」文化表象の構築
1書籍における「kawaii」の構築
(3)日本の学術論文における「kawaii」をめぐる論調
(4)日本国外で出版された学術論文における「kawaii」をめぐる論調
1アジアという地域に限定された「kawaii」の海外伝播
2「世界的」な「kawaii」文化伝播に言及
(5)「成熟」に対する「未熟」な文化としての「かわいい」/「kawaii」――「かわいいの本質」宮台真司、「かわいいの系譜」キース・ヴィンセント、「クール・カワイイ」トルステン・ボッツ=ボルンシュタイン
3.「『kawaii』ファッション」とは何か――日本の批評家、研究者における諸定義
(1)日本の書籍、学術論考において様々に定義される「『kawaii』ファッション」
1「『原宿系』のガーリーなリアル・クローズであるカジュアル・ファッションとしての「『kawaii』ファッション」
2「マンガ的デザイン」、もしくは「おそらくは日本独自のテイスト〈かわいい〉、すなわち幼児志向を示唆するテイスト」としての「『kawaii』ファッション」
3東アジアの若者と共有できる ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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