実学思想の系譜
発売日:2025年2月
- ページ数
- 365p
- ISBN
- 978-4-8318-2689-3
- 著者情報
- 源 了圓(ミナモト リョウエン)
1920年熊本県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。日本女子大学・東北大学・国際基督教大学の教授、コロンビア大学・北京日本学研究センター・オックスフォード大学の客員教授を歴任。2001年より日本学士院会員。専攻は日本思想史。2020年没
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商品説明
幕末の日本に改革・変革を目指す「志士」たちがなぜ登場し得たのか。迅速な近代化はなぜなされたのか。著者はその疑問を解くカギを「実学」に見出す―。山片蟠桃・海保青陵・佐久間象山・横井小楠・吉田松陰・福沢諭吉・北村透谷など、江戸中期から幕末、そして明治中期に及ぶ実学思想の展開・系譜を跡づけ、時代の底流を流れる思想水脈を把握し、維新遂行の知的・内在的要因を解明する。「実学」にこだわり続けた日本思想史学の泰斗ならではの視点から維新史の新解釈を提唱した卓抜の書。
目次
まえがき
日本における実学思想の展開と近代化
はじめに
実学研究の意味I―比較文化論として―
実学研究の意味II―近代化論として―
近代化の三つのパターン
近代化と儒教文化
「実学」概念の変遷
「実学」の成立
中国における実学思想の展開と特色
朝鮮における実学思想の展開と特色
日本における実学思想の展開と特色
実学における虚と実の構造
和魂洋才への道
一 問題の輪郭
強まる近代への傾斜/すすむ中国古典への理解/東洋と西洋との出会い
二 三浦梅園と二人の奇才
三浦梅園の自然哲学/懐疑的精神/自然を師とせよ/条理の学/気と物/「鬱勃の神」と「混淪の物」/二人の奇才の登場/自由人の最後
三 町人学者、山片蟠桃
山片蟠桃の『夢之代』/鋭い批判的精神/西洋科学優位の理由/道徳と科学の関係/大町人の立場
四 海保青陵と安藤昌益
海保青陵をとりあげる理由/江戸時代最大のプラグマティスト/知恵の諸段階/社会経済的現象の解明/君臣は市道なり/ユニークな思想家安藤昌益/封建的イデオロギーへの徹底的批判/大自然に学ぶ/上下尊卑の価値観の否定/男女はあわせて一体/オランダへの関心
五 幕末への架橋
本多利明の課題/交通と貿易の開拓/ユニークな人口論/海洋国日本の自覚
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 法蔵館文庫 み4-1
- 出版社名
- 法藏館
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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