「小一の壁」を検証する 就学の社会学
発売日:2025年2月
- ページ数
- 225,13p
- ISBN
- 978-4-326-25182-7
- 著者情報
- 酒井 朗(サカイ アキラ)
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在:上智大学総合人間科学部教授
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商品説明
なぜいま「小一の壁」が注目されているのか。「小一の壁」が社会問題化した背景を明らかにし、就学をめぐる家庭と学校の関係、ならびに家庭と国や社会との関係について、社会学的に検討する。
なぜ今「小一の壁」が注目されているのか。子どもが学校に通い始めるときの課題とは何か。保護者調査により実状を明らかにする。
子どもが学校に通い始める際、保護者と子どもはどのような経験をし、そこにはいかなる問題が生じているのか。幼児教育と就学にかかわる接続の課題が「小一の壁」として注目されるようになった社会的経緯を明らかにしつつ、保護者へ調査により、その実相を描き出す。家庭と学校との接続、社会保障の新たなあり方について提言も行う。
目次
序章 「小一の壁」への関心の高まり
1.一年生になったら――一九六〇年代と今
2.「小一の壁」の打破は「喫緊の課題」
3.就学の社会学
4.通時的視点と多様な家族状況への目配り
一章 就学の二つの意味と日本の就学制度
1.「就学」の二つの意味
2.日本における就学の制度的特徴
3.一九一〇年代までの就学をめぐる国家と保護者の軋轢
4.在学問題としての長期欠席・不登校問題
5.就学問題の再浮上
二章 就学に関する社会学的研究と本書のねらい
1.就学に関する社会学的研究
2.現代日本における就学をめぐる軋轢の発生
3.本書のねらいと四つの問い
4.教育臨床社会学の方法論
三章 就学問題の社会的構築――小一プロブレムと小一の壁
1.「小一プロブレム」の指摘
2.学校不適応問題としての「小一プロブレム」
3.「小一プロブレム」における保護者の位置づけ
4.就労問題としての「小一の壁」
5.共働き家庭の増加
6.経済成長戦略としての「小一の壁」の打破
7.就学をめぐる問題の構図の変化
8.「小一の壁」の社会的構築と見過ごされた問題
9.保護者を中心に据えたアプローチ
四章 小一の壁の実相――就労する保護者が抱える多様な困難
1.問題関心と研究目的
2.調査の概要
3.「小一の壁」の実相
4.学校からの時間的余裕のない求め
5.疲れを見せる子どもへの心配
6.先生や保護者との人間関係の疎遠化
7.結論
8.考察――余裕時間のない綱渡りの生活を強いられる家庭
五章 ひとり親世帯の保護者にとっての就学
1.はじめに
2.対象と方法
3.ひとり親が経験した就学前の準備と手続きについて
4.ひとり親世帯の保護者の相談相手について
5.ひとり親世帯の保護者の就労について
6.保育園と小学校の違いについて
7.考察――就学時のサポートとして必要な視点とは何か
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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