ケアの倫理と平和の構想 戦争に抗する「増補版」
発売日:2025年2月
- 版数
- 増補版
- ページ数
- 382,15p
- ISBN
- 978-4-00-603352-1
- 著者情報
- 岡野 八代(オカノ ヤヨ)
1967年三重県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。博士(政治学)。現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専攻は政治思想、フェミニズム理論
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商品説明
戦後も続く暴力の連鎖のなかで、フェミニズムは人間の「傷つけられやすさ」を見据え、ケアの視点から平和を論じてきた。「慰安婦」問題、9・11、ガザ…。「正戦」「自衛」の名の下で人間を破壊する戦争の本質を明らかにし、平和の構想を紡ぎだす。対談「戦争に抗する思想―フェミニズムから平和を構想する」(岡野八代×三牧聖子)を収録。
「戦後」も続く暴力の連鎖のなかで、フェミニズムは人間の「傷つけられやすさ」を見据え、ケアの視点から平和を希求してきた。「慰安婦」問題、9.11、ガザ……。「正戦」「自衛」の名の下で人間の身体を破壊する戦争の本質を明らかにし、平和の構想を紡ぎだす。対談「戦争に抗する思想」(岡野八代×三牧聖子)を収録。
目次
第I部
第一章 「テロとの戦争」との闘い
はじめに 主体の論理に内在する暴力性
第1節 9・11事件直後の合衆国フェミニストたちの反応
第2節 合衆国におけるアフガン女性の抹消と「主体」の論理
第3節 「主体」批判から他者への責任へ――バトラーによる「主体」批判
第4節 倫理的責任
第5節 集合的責任
第6節 認識主体の倫理性
小括――フェミニストの倫理
第二章 「慰安婦」問題と日本の民主化
はじめに 「反」暴力の実践
第1節 国民基金とwamの比較検討
第2節 問われているのは、日本の民主化である
第三章 修復的正義――「国民基金」が閉ざした未来
はじめに 〈わたしたち〉への他者からの問いかけと正義
第1節 法(=正義)と和解について
第2節 新しい「正義」概念へ
第3節 修復的正義と和解
第四章 グローバルに正義を考える
はじめに 不正義の感覚からの始まり――日本における正義
第1節 不正義の感覚と民主主義
第2節 西洋の伝統における正義論の始まり――被害者の沈黙
第3節 なぜ、「慰安婦」問題は正義の問題なのか
小括――修復的正義と民主主義
岩波現代文庫版追記 第I部
第II部
第五章 自由と平等をめぐるジェンダーの政治
はじめに ジェンダーフリー・バッシングとはなんだったのか
第1節 〈自然〉と〈政治的なるもの〉――自然の両義性
第2節 名誉から尊厳へ――近代法と立憲政治の根源的価値
第3節 政治的平等と〈人間の尊厳〉
第4節 ジェンダーの政治の必要性
第六章 立憲主義再考
はじめに ジェンダーフリー・バッシングが突き崩そうとするもの
第1節 現代日本における政治的意志――近代立憲主義への挑戦・無理解
第2節 近代立憲主義における「公共性」と「個人の尊厳」
第3節 法の下の平等と「家族」――フェミニズムが提起する近代の困難
小括――ケアさ ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波現代文庫 社会 352
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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