一票の平等の政治経済学 一人一人の投票価値の平等を追求する
発売日:2024年12月
- ページ数
- 180p
- ISBN
- 978-4-326-50508-1
- 著者情報
- 和田 淳一郎(ワダ ジュンイチロウ)
横浜市立大学国際商学部教授、同学部長。一橋大学経済学部、同大学院経済学研究科修士課程を経て、ロータリー財団の奨学金により米国メリーランド大学へ留学。Ph.D.「ナッシュ積(ナッシュ社会的厚生関数)に基づいた一票の不平等の研究」で選挙学会賞、A divisor apportionment method based on the Kolm‐Atkinson social welfare function and generalized entropyで公共政策学会論説賞、「定数配分と基準人口」で選挙学会賞を受賞。現在、公共選択学会会長、計量・数理政治学会幹事。研究キーワード:選挙制度、定数配分、選挙区割り、投票率
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商品説明
一票の平等とは人と人との平等。それはすべての人の厚生を等しく向上させる!
「一票の価値の不平等が経済効率性を歪めている」という考えの下、すべて国民を個人として尊重し各個人の投票価値の平等を追求する。
一国全体の生産を最大化させるためには限界生産力は均等されていなければならず、限界生産力に差を生むような状況は非効率である。効率性を増し厚生水準の向上を達成するためにも一票の平等の確立が必要不可欠であり、人と人との平等が効率性を生むのである。本書は「一票の平等」を「各個人の投票価値の平等」の問題として追求する。
目次
0.はじめに
1.人口比例
1.1 各個人の投票価値の平等
1.2 厳密な比例配分の要求〜March-Levitanの定理
2.最大剰余方式
2.1 端数の処理
2.2 アラバマパラドックス
2.3 人口パラドックス
2.4 均等区割パラドックス(非一貫性パラドックス)
3.除数方式
3.1 除数方式とは
3.2 ドント方式〜除数切捨方式,除数閾値上限方式
3.3 アダムズ方式〜除数切上方式,除数閾値下限方式
3.4 サンラグ方式〜除数四捨五入方式,除数閾値相加(算術)平均方式
3.5 統合と分裂
4.州と州の差の最小化
4.1 アメリカにおける定数配分
4.2 「州の人口あたりの定数配分」の差の最小化
→ サンラグ方式〜除数閾値相加(算術)平均方式
4.3 「州の1議席あたり人口」の差の最小化
→ Dean方式〜除数閾値調和平均方式
4.4 「人口比補正された優遇州の議席と冷遇州の議席」の差の最小化
→ ドント方式〜除数閾値上限方式
4.5 「冷遇州の人口と議席比補正された優遇州の人口」の差の最小化
→ ドント方式〜除数閾値上限方式
4.6 「優遇州の議席と人口比補正された冷遇州の議席」の差の最小化
→ アダムズ方式〜除数閾値下限方式
4.7 「議席比補正された冷遇州の人口と優遇州の人口」の差の最小化
→ アダムズ方式〜除数閾値下限方式
4.8 相対差の最小化〜比(較差)の最小化
→ Hill方式(アメリカ下院方式)〜除数閾値相乗(幾何)平均方式
4.9 2州間の網羅的比較〜Huntington(1928)の5つの方式
5.人口の多い州,人口の少ない州の間の平等
5.1 州人口の多寡による配分方式の有利不利
5.2 州人口の多寡による偏りを引き起こさないサンラグ方式(Webster方式)
5.3 定数配分方法としてのサンラグ方式(Webster方式)の限界
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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