山岳信仰と修験道

鈴木正崇/著

発売日:2025年1月

  • 山岳信仰と修験道
  • 山岳信仰と修験道
ページ数
413,13p
ISBN
978-4-393-29206-8
著者情報
鈴木 正崇(スズキ マサタカ)
1949年、東京都生。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。慶應義塾大学名誉教授、元日本山岳修験学会会長。専門は文化人類学。受賞歴。義塾賞(1997)、第11回木村重信民族藝術学会賞(2014)、第18回秩父宮記念山岳賞(2016)、第14回昭和女子大学女性文化研究賞(2022)

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商品説明

日本の山の精神文化、その複雑な変遷を解き明かす。明治政府の出した神仏判然令によって起こった廃仏毀釈は、山岳信仰の衰退を招いた。我々が見失いつつある山岳信仰と修験道を民俗学・宗教学・歴史学・人類学の成果を通して歴史から掘り起こした画期的論考。

日本人の記憶の原風景であり創造性の源泉である山々への信仰は、神仏判然令で大きく崩壊し現在に至る。この山岳信仰の歴史と民俗を探究し、修験道の生成と展開を、民俗学・宗教学・歴史学・人類学といった広範な視点から考察した総合的研究書。

目次

まえがき

第一章 神と仏
 一 問題の所在
 二 神と仏の多次元的関係性
 三 修験道の再構築
 四 「神仏分離」を問う
 五 山岳信仰の再構築
 六 「神仏習合」と「神仏分離」
 七 大正期の変革
 八 今後の課題

第二章 山岳信仰から修験道へ
 一 概観
 二 信仰の基盤としての風土
 三 信仰の根源にあるもの
 四 生と死が交錯する山
 五 ヤマ・タケ・ミネ・モリ
 六 聖域観の変遷と開山伝承
 七 神体山・カムナビ・神仙思想
 八 開山から山林修行へ
 九 山林修行者と役行者
 十 山寺の成立
 十一 空海と山岳信仰
 十二 比叡山の山岳信仰とその周辺
 十三 女人結界・女人禁制
 十四 吉野から熊野へ
 十五 熊野詣から修験道へ
 十六 熊野信仰と切目の王子
 十七 熊野信仰の伝播

第三章 修験道の成立と展開
 一 修験道とは何か
 二 修験道の定義と成立年代
 三 修験道の形成
 四 峯入りの思想
 五 山林修行から「峯入り」へ
 六 法華持経者
 七 死と再生
 八 独自の崇拝対象1――不動明王
 九 独自の崇拝対象2――蔵王権現
 十 「祖師化」とテクスト化
 十一 修験と自然の荒ぶる力
 十二 修行と芸能の一体化
 十三 修験道の想像力

第四章 女人禁制と山岳信仰
 一 女人禁制への視座
 二 女人禁制とは
 三 女人結界の禁忌
 四 女人禁制の史料
 五 「堂舎の結界」
 六 開山伝承と「山の結界」
 七 一時的規制と恒常的規制
 八 女性劣機観から女性罪業観へ
 九 『血盆経』の民間への浸透
 十 女人禁制の演劇化
 十一 境界をめぐる女性たちの動き
 十二 女人禁制の地域的展開
 十三 富士山の女人禁制
 十四 女人結界の解禁
 十五 現代の女人禁制
 十六 女人禁制の行方

ほか

商品詳細

出版社名
春秋社
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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