スパルタ 古代ギリシアの神話と実像
発売日:2024年12月
- ページ数
- 270p
- ISBN
- 978-4-16-661469-1
- 著者情報
- 長谷川 岳男(ハセガワ タケオ)
1959年生まれ。神奈川県出身。東洋大学文学部史学科教授。上智大学大学院文学研究科を単位取得のうえ退学。非常勤講師、鎌倉女子大学教育学部教授を経て現職。専門は西洋古代史
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商品説明
スパルタは、千におよぶポリスが乱立する古代ギリシアにおいて軍事大国として君臨していた。なぜ長期間にわたって強国を維持することができたのか。賛美者が絶えない「理想の社会」の実態に迫る。
元祖“スパルタ教育”の実態に迫る
格差を感じさせない、理想的な体制だった!?
マキャベリが「最も優れた国制」、ルソーが「安定した社会」だと絶賛。
プラトンが高評価し、ナチスが賛美。
スパルタは、1000におよぶポリスが乱立する古代ギリシアにおいて軍事大国として君臨し、アテナイ(アテネ)と覇権を争っていた。なぜ長期間にわたって強国を維持することができたのか。
賛美者が絶えない「理想の社会」の実像とは――。
目次
はじめに スパルタ教育の元祖
ギリシア世界におけるスパルタ/軍事強国を支えた戦士教育/後世の評判/日本における「スパルタ教育」/見直しが進む「スパルタ像」/本書のめざすもの/「トゥキュディデスの罠」
第一章 テルモピュライの戦い
不朽の名声を得た戦い/アケメネス朝ペルシアがギリシア侵攻/マラトンの戦い/テルモピュライへ/三〇〇名しか参戦しなかったスパルタ軍/「スパルタが滅ぶか王が死ぬか」/スパルタ兵は「集団となると世界最強」/ペルシアの大軍が退却/初日はギリシア軍の抗戦が成功/内通者エフィアルテス/戦い抜くか、撤退するか/壮絶を極めた最後の戦い/スパルタ王は死を覚悟していたのか/「ラケダイモン人の掟」/プラタイアの戦い/敵に後ろを見せず/息子に楯を渡した、スパルタの母/戦場からの生還者は「震える者」/同調圧力の激しさ
第二章 スパルタ人の創造 「元祖」スパルタ教育を中心に
社会全体で規律と服従を徹底的にたたき込む/現実と異なる「スパルタの幻影」/重視され統制された子作り/育てるかどうかは社会が決める/成人後も市民に鞭打ち/パイデス(少年)は丸坊主/食事の量は最低限だが、盗みは黙認/エイレンによる知的な指導/年長者との親密な関係/パイディスコイ(ティーンエイジャー)は大人への反抗を阻止された/乱闘や鞭打ちも通過儀礼/共同食事が市民の必須条件/メンバー選抜の決め手とは?/ヘボンテス(青年)から王の親衛隊を選抜/隠密部隊クリュプテイア
第三章 エウノミア(Eunomia) 秩序ある世界の成立
「リュクルゴスの改革」で国内が安定/「ヘラクレスの末裔の帰還」/ラコニアの征服/メッセニア戦争/反乱を企てたパルテニアイ/ギリシアの多くのポリスが危機的に/リュクルゴス/高く評価された国制「大レトラ」/二人の世襲の王が併存/基本方針を決める審議機関「長老会」/原則としては最終決定機関「民会」/五名の「エフォロス」は王を凌駕する権力を持つ/ポリスは国家か/「ホモノイア」で社会は安定する/理想のポリスに公教育は不可欠/経済格差を感じさせない工夫とは/徹底的に実用性を重視/市民身分の確定
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 文春新書 1469
- 出版社名
- 文藝春秋
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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