日本の反戦非戦の系譜 アジア・ビジョンをどう描くか
発売日:2024年11月
- ページ数
- 267p
- ISBN
- 978-4-560-09142-5
- 著者情報
- 石原 享一(イシハラ キョウイチ)
1949年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。1982年からアジア経済研究所に勤務。その間、在中国日本大使館、香港大学アジア研究センター、カリフォルニア大学バークリー校東アジア研究所の研究員。1996年から神戸大学大学院教授。2013年から19年にかけて北海商科大学大学院教授。現在、神戸大学名誉教授。アジア経済研究所名誉研究員
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商品説明
フクシマ原発事故をおこした日本は世界の環境を放射能で汚染した責任があります。日本人がいくらかでも義侠心をいだき、アジアや世界の将来についての見識をもっているならば、脱原発・脱炭素と反戦非戦でアジアの人たちと連帯する道をさぐるべきです。ふたたび戦争への轍をふまないようにするにはどうしたらよいか。戦争ではなにも解決しないという歴史の現実をしかとみすえ、反戦非戦の志を先人たちにまなび、なやみ、かんがえつづけようではありませんか。(はじめにより)
「反戦」や「非戦」、「アジアの連帯」が語られなくなって久しい。
戦後民主主義の記憶も遠くなり、中国・韓国はじめアジア諸国が台頭するなかで、ナショナリズム感情を煽る言説やパワーポリティクス論が巷に氾濫している。
本書は「反戦」や「非戦」、「アジアの連帯」といういまや打ち捨てられようとしている問題群に、現代の世界情勢を踏まえて再接近しようとする試みである。
まず、ウクライナ戦争やガザ戦争を受けて、真の「現実主義」がなにかが問われる。
本書によると、それは、たとえば、井伏鱒二『黒い雨』における「戦争はいやだ。勝敗はどちらでもいい。早く済みさえすればいい。いわゆる正義の戦争よりも不正義の平和の方がいい」という言葉に端的に現れているという。
そして「正義の戦争」の欺瞞、軍隊の理不尽という戦後日本の原点が何度も確認される。続いて、いまでは忘れ去られた近代日本における反戦非戦の系譜に光が当てられる。
反戦・非戦の視点を恢復してみると、アジアはまったく異なってみえてくる。アジアの人々はだれも戦争や強権を望んでいるわけではないのだ。戦争の時代に広く読まれてほしい一冊。
目次
第1章 真の現実主義とは
第2章 日本の反戦非戦の系譜
第3章 台湾海峡の緊張をどう解きほぐすか
第4章 香港の民主化運動はどこへいく
第5章 中国とどう向きあうか
第6章 アジア・ビジョンをどう描くか
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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