債権の良質化における新展開
発売日:2023年9月
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商品説明
民法・金融法制・金融実務の各側面から「債権の本質」を問い直し、地域金融機関と中小企業金融のより良い将来を探究する一冊
本書は、著者が銀行員時代に抱いた一つの疑問、「銀行は、債務者である中小企業のために働いているのか、債権者である自分たちのために働いているのか」、そして「債権とは、債権者と債務者が協力し合っていれば毀損することはないのではないか」との想いに始まる、これまでの執筆・研究を集約した一冊です。
著者の経験と研究者への転身の中で、民法の泰斗我妻榮博士の研究、“人と法制度の有り様”に着目した「行動立法学」、そして現状分析と将来展望を踏まえたルール創造を旨とする「ビジネス法務学」を提唱する武蔵野大学大学院法学研究科長、池田眞朗教授からの薫陶を基に、今こそ、金融機関に求められる「事業性評価」への取組み、またABLから企業価値担保権へと進化を遂げつつある「債権の本質」への理解を深め、金融における「負から無」であった債権債務関係を「無から有」と変容させる価値創造を追究した内容です。
地域金融機関や支援機関はじめ、事業者支援に携わる方々にも向けた熱いメッセージが込められた集大成の書!
目次
序 説 金融実務における良質な債権の考え方の新展開と行動立法学
第1章 金融実務から考察する債権の本質
第1節 不良債権処理の根本的問題と部分貸倒れの損金算入の必要性―円滑な金融機能回復を目指して―
I.はじめに
II.不良債権処理と繰延税金資産問題の因果関係
III.法人税の検証(22条・33条の考察)
IV.おわりに
第2節 債権者、債務者双方からの貸倒損失のアプローチの重要性 ―資金調達環境改善の後押し―
I.はじめに
II.貸倒損失の判断
III.興銀事件
IV.資金の流れを重視した貸倒損失の判断アプローチ
V.金融機関における適正なディスクロージャーと会計処理
VI.まとめ
第3節 譲渡禁止特約と譲受人の重過失に関する判例の考察
I.はじめに
II.第1判例
III.第2判例
IV.考 察
V.結び
第4節 金融円滑化法期限到来から考察する債権譲渡の実相
I.資金調達の多様化と金融円滑化
II.金融円滑化法期限到来の影響
III.ABL融資活用の及ぼす影響
IV.結び
第5節 金融円滑化における担保のあり方と債権譲渡の実相
I.金融の仲介機能の発揮
II.ABLの観点から考察する債権譲渡の実相
III.運転資金ファイナンスと在庫評価の確立
IV.結び
第2章 ビジネス法務学につながる事業性評価と債権の本質的意義
第1節 現代における債権譲渡行為の実相とその問題点
I.はじめに
II.現在における債権譲渡の実相
III.債権譲渡をめぐる判例法理の検証
IV.金融庁検査における債権譲渡担保の実相
V.結び
第2節 企業経営における事業性評価のポイント ―ローカルベンチマークの活用―
I.金融行政の変遷と事業性評価
II.担保保証から事業性評価へ(債権の質向上への取り組み)
III.ローカルベンチマークの活用
IV.ABLを活用した事業性評価
第3節 中小企業金融における事業性評価の本質的意義 ―金融検査マニュアル廃止後における良質な債権
の考え方―
I.地域金融 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 経済法令研究会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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