代替伴侶

白石一文/著

発売日:2024年10月

  • 代替伴侶
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ページ数
186p
ISBN
978-4-480-80522-5
著者情報
白石 一文(シライシ カズフミ)
1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第二二回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第一四二回直木賞を受賞

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商品説明

人口が爆発的に増え、「代替伴侶法」が施行された近未来。伴侶を失い精神的に打撃を被った人間に対し、最大10年間という期限つきで、かつての伴侶と同じ記憶や内面を持った「代替伴侶」が貸与されることとなった。それは「あり得た夫婦のかたち」を提示すると同時に、愛の持つ本質的な痛みを炙り出すことともなったのだった―。

「ほかならぬ人へ」「翼」「火口のふたり」――愛の本質を問い続ける名手が贈る、これが最新型、衝撃の物語(メッセージ)

09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞し、
数々の話題作を放ってきた白石一文による書き下ろし長編小説!

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人口が爆発的に増え、「代替伴侶法」が施行された近未来。
伴侶を失い精神的に打撃を被った人間に対し、最大10年間という期限つきで、
かつての伴侶と同じ記憶や内面を持った「代替伴侶」が貸与されることとなった。
それは「あり得た夫婦のかたち」を提示すると同時に、愛の持つ本質的な痛みを炙り出すことともなったのだった――。

「自分が十年後に死んでしまうことなんて、ゆとりを失うことに比べたら何でもなかった。僕にとって何より恐ろしいのは、ゆとりの死であり、そのあと二年間も彼女の存在しない世界で生きなくてはならないということだったんだ。」

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 不妊で悩んでいた隼人とゆとりの夫婦。ある日、ゆとりは隼人に別の男性との間で妊娠したことを告げ、隼人の元を去ってしまう。
 失意の隼人は「代替伴侶」の貸与を人権救済委員会に申請し、それ以後隼人はゆとりの記憶を複写された「代替伴侶」と生活を共にする。
 ところが、今度は隼人が「代替」のゆとりの許を去ることになる。すると「代替」のゆとりはなんと隼人の「代替伴侶」を申請し、それが委員会に認められてしまう。こうして元の夫婦二人の関係は破綻したが、代わりに「代替」同士が共に仲睦まじく暮らすという皮肉な状況が出来する。そもそも「代替」の二人には、自分たちが「代替」であるという自覚が持てないようにプログラミングされているのだ。
 その様子を見ながら生身の隼人とゆとりは、あらためて自らの夫婦のかたちが当初から大きく変質してしまったことを思い知り衝撃を受ける。
「代替」の二人の関係は、あり得た未来の、もうひとつの自分たちの姿なのだ。
 そして「代替伴侶」には、始動から10年という期限が設定されていた。まず「代替」のゆとりが死を迎えた瞬間に、生身の隼人はある決意をする――。

商品詳細

出版社名
筑摩書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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