初期唯識思想と独我論

源重浩/著

発売日:2024年8月

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  • 初期唯識思想と独我論
ページ数
450,25p
ISBN
978-4-393-11381-3
著者情報
源 重浩(ミナモト ジュウコウ)
1946年生まれ。1976年、龍谷大学大学院文学研究科博士課程真宗学専攻修了。1987年、西ドイツ・ヴュルツブルク大学・H.ロムバッハ教授にカント解釈と氏の哲学を学ぶ。1990年、龍谷大学法学部助教授退職。1997年、九州大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻修了。2000年、京都大学大学院文学研究科修士課程倫理学修了。2007年、九州大学大学院人文科学研究院博士課程インド哲学史専攻修了。元九州龍谷短期大学非常勤講師(哲学、宗教学)。元熊本県立大学非常勤講師(人間と宗教)。現在、浄土真宗本願寺派光国寺住職

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商品説明

他学派からの批判に唯識はどう応えたのか。唯識思想に突きつけられた他学派からの批判への反論から現代的な視点では取り扱うに値しないものを除外し、哲学的考察を通して唯識思想の多様性を明らかにする。

唯識思想に少しでも触れたことがあれば抱かざるを得ない唯識が独我論ではないかという疑い。本書は無著・世親を中心として彼らのテキストに対する二大注釈の流れを検討し、現象の背後の実在を語る系譜と語らない系譜の二つに唯識思想を整理する。

目次

まえがき
主なる略号表

序論
 はじめに
 1.唯識とは何か
 2.独我論とは何か
 3.筆者の立場
 4.研究対象(表題)
 5.研究の方法論
 6.研究の意味
 7.論点整理

第一部 唯識概説
 1.唯識の原語
 2.六識と六境
 3.アーラヤ識(?laya-vij??na 阿頼耶識)
 4.「見られるもの」「見るもの」の二元性
 5.「悟り」の経験における「本質」と「何かあるもの」
 6.三性説
 7.識転変(vij??na-pari??ma)
 8.瞬間的時間(k?a?a-bha?ga 刹那滅)
 9.修道の階梯
 10.初期唯識思想の歴史

第二部 唯識思想の問題点――他思想他学派からの批判、世親唯識の対応
  I.『華厳経』の問題
 1.『華厳経』の「三界唯心」
 2.世親『十地経論』の「三界唯心」
 3.『華厳経』「三界唯心」の「心」は「妄心」か「真心」か
 4.シュミットハウゼンの理解
 5.以上の小結

  II.『解深密経』の問題
 1.書誌学について
 2.全体の構成
 3.「唯識」(vij?aptim?tra)について
 4.以上の小結
 5.I、IIの総合的結論

  III.『唯識二十論』の問題
 1.「夢」の喩例の問題点
 2.極微説批判
 3.「夢」の喩例の問題(1)――残された問題
 4.「夢」の喩例の問題(2)――独我論の観点からの考察
 5.他人の心流との交流の問題
 6.仏陀たちの認識の対象
 7.ニヤーヤ学派、中観学派からの唯識批判
 8.以上の小結
 9.IIIの結論

第三部 唯識思想と独我論(1)―――現象の背後に「実在」を語らない立場
  I.新唯識の対応
 1.新唯識概説
 2.「本質」の問題
 3.共通経験(共業)の問題
 4.「疎所縁縁」の問題
 5.「人人唯識」
 6.以上の結論

  II.ダルマキールティの対応
 1.『他相続の存在論証』(S ほか

商品詳細

出版社名
春秋社
サイズ
22cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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