「絶滅の時代」に抗って 愛しき野獣の守り手たち
発売日:2024年7月
- ページ数
- 345,13p
- ISBN
- 978-4-622-09710-5
- 著者情報
- ナイハウス,ミシェル(ナイハウス,ミシェル)(Nijhuis,Michelle)
1974年生まれ。アメリカの科学ジャーナリスト。専門は保全生物学と気候変動。長年寄稿している『ハイ・カントリー・ニュース』誌ではシリーズのConservation Beyond Boundaries(国境を越えた保全)の編集長を務める。また、『アトランティック』誌ではプロジェクト編集者として、Planetのコーナーと、シリーズLife Up Closeのディレクションを担った(2017‐2023)。ジャーナリストとしての業績で、AAASカヴリ科学ジャーナリスト賞を二度受賞している(2006、2012)
的場 知之(マトバ トモユキ)
翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退
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商品説明
生物多様性保全が今のかたちになるまでの、奮闘の歴史。米環境NGOシエラ・クラブ2021年度レイチェル・カーソン賞受賞作。
野生動物をどうまなざすか考えることは、わたしたちがどう振る舞うかを考えること。価値ある資源か、御しがたい厄介者か、はたまた守るべき隣人か。異なる価値観に翻弄されつつも、愛しき野獣を守ろうとした者たちの奮闘の歴史が、本書の主題である。
これは、常識変遷のストーリーでもある。ほんの250年前、進化理論は影も形もなく、絶滅の概念さえおぼろげだった。ほんの100年前は、野生動物保護は狩猟のために行うのであって、オオカミやタカなどの捕食動物は駆除すべき害獣だった。そして、世界初の絶滅危惧種保護法が米国で成立したのが約60年前。それ以来、国際的な保護の機運が広がり、いまや「豊かな生物多様性の価値」は常識となりつつある。
このような変化は、科学の発展によるところも大きい。だが、思想を深めた者、法に訴えた者、政治に働きかけた者、そして市民に広くよびかけた者なしには、決してありえなかったはずだ。レイチェル・カーソンやジュリアン・ハクスリー、アルド・レオポルドやウィリアム・ホーナデイなど、挫折や対立をものともせず「行動した者」たちが、今の常識を作ってきた。
自然保護活動には、解決を待つ難題が山積みであり、昔も今も近道はない。先人たちや、今まさに現場にいる人々の奮闘を記した本書が羅針盤となり、これからも続く生物多様性保全の進展を導くだろう。
目次
序章 イソップのツバメ
第1章 動物を名づけた植物学者
第2章 剥製師とバイソン
第3章 猛女(ヘルキャット)とタカ
第4章 森林管理官と緑の炎
第5章 教授と不死の妙薬
第6章 ワシとツル
第7章 象牙の塔を出た科学者
第8章 サイとコモンズ
第9章 多数を救う少数
終章 ホモ・アンフィビウス
謝辞
人名索引/事項索引/生物名索引/図版出典
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:BELOVED BEASTS
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