説話文学研究の海図 説話文学会60周年記念論集

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ページ数
383p
ISBN
978-4-86766-056-0

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商品説明

説話文学研究は、どのような経緯を経てどのような現状にあるのか、そして今後どのような未来に向かっていこうとしているのか。
六〇年の歴史の中で大きく方向性を変え、文学研究の中でも広く国際的・学際的方向に舵を取って進んできた、説話文学会。人文科学総体が危機を迎えているともいえる現在、その進路は果たして今後の指針となり得るのか。二〇二三年七月に開催された六〇周年記念大会を中心に、座談会やエッセイを加えて、それらを考える。

現在の説話文学研究は、「説話」という概念自体の拡大と共に、文学研究の学際化に伴って、美術史・宗教史等々との境界を越えつつある。その最前線の様相を荒木浩・伊藤聡・肥田路美の三氏により紹介。シンポジウムでは、中国の仏伝文学である『釈氏源流』をとりあげ、小峯和明・吉原浩人・山本聡美・河野貴美子の四氏に加え、コメンテーターとして張龍妹・李銘敬の二氏により国際的かつ学際的な研究課題に取り組む。ラウンドテーブルでは、本井牧子・牧野淳司・恋田知子・高橋悠介の四氏に、研究の現状や課題をお話いただいた。
座談会「説話研究の未来―一〇〇年後の研究はありうるか?」ではハルオ・シラネ、渡辺麻里子、陸晩霞、趙恩?、小峯和明の各氏により語り合っていただき、ベテランから若手まで一四名によるエッセイも収録。

新たな資料や視点を拒むことなく、変化流動しつつも前進してきた説話文学会とその研究の、過去・現在・未来を照らす書。

執筆は、佐伯真一/荒木 浩/伊藤 聡/肥田路美/小峯和明/吉原浩人/山本聡美/河野貴美子/張 龍妹/李 銘敬/近本謙介/本井牧子/牧野淳司/恋田知子/高橋悠介/渡辺麻里子/陸 晩霞/趙 恩?/ハルオ・シラネ/高橋 貢/阿部泰郎/伊東玉美/石川 透/齋藤真麻理/杉山和也/田中貴子/目黒将史/森 正人/阿部龍一/Ivo SMITS/琴 榮辰/高 陽/PHAM Le Huy。

目次

1.講演会 説話の文学・美術・宗教(“裏返しの仏伝”という文学伝統―『源氏物語』再読と尊子出家譚から
説話文学研究と宗教研究のはざまで
仏教美術の物語表現法)
2.シンポジウム 説話の文学・美術・宗教―『釈氏源流』を軸に(仏伝文学としての『釈氏源流』
『釈氏源流』仏教東伝記事の歴史観と挿図の意味
造形語彙集としての『釈氏源流』―日本中世絵巻との接点を探る
『釈氏源流』を通してみる明代絵入り刊本の出版と流通)
3.ラウンドテーブル 説話文学研究―つぎの六〇年に向けて(説話集研究の現状と今後
軍記物語研究と説話文学研究
説話と絵画をめぐる研究の動向と展望
説話の観点からみた能楽研究の動向と展望)
4.座談会 説話研究の未来―一〇〇年後の研究はありうるか?(説話研究の「今は昔」―動向概略
説話の三極論―「説話」の用例から探る
説話文学研究とは、何を研究するのか ほか)
5.エッセイ 説話文学会六〇周年に寄せて(説話文学会の設立時を回想して
説話文学研究の可能性―過去・現在・未来の三世相、フィールドとテクスト
探し物と考え事―現代の注釈の場 ほか)

商品詳細

出版社名
文学通信
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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