近現代日本語における外来語の二層の受容

石暘暘/著

発売日:2024年6月

  • 近現代日本語における外来語の二層の受容
  • 近現代日本語における外来語の二層の受容
ページ数
278p
ISBN
978-4-8234-1242-4

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商品説明

本書は、近現代日本語の外来語、特に抽象的な外来語の受容プロセスを探求するものである。1960・70年代前後の、既に借用されていたにもかかわらず、あらためて原語から借用しなおす「再借用」という現象を解明することで、日本語の外来語受容の内実である二層性を明確にする。これまでには見られなかった視点で日本語語彙史・外来語史を精緻化し、言語変容と社会の複雑な関係性を深く探求する一冊。

目次

はしがき

序章 外来語史研究における課題
1. 研究背景
1.1 日本語語彙史における語種の問題
1.2 借用語史における外来語史区分の現状
2. 先行研究
2.1 量的な側面についての研究
2.1.1 語種の一種としての外来語の計量調査
2.1.2 外来語の変化に着目した計量調査
2.2 質的な側面についての研究
3. 問題の所在
4. 研究の目的と方法
4.1 研究の目的
4.2 調査方法
5. 本書の構成

第1章 近現代における外来語「センス」の変遷
1. はじめに
2. 先行研究
3. 日本語における「センス」の変遷
3.1 日本語への受容初期(20世紀初頭?1930年代末)
3.2 変化の開始(1940年代初?1960年代半ば)
3.2.1 「優れたさま」という意味の出現
3.2.2 各意味の使用分野
3.3 変化の進行(1960年代半ば?1970年代末)
3.3.1 複合語「ハイセンス」の登場
3.3.2 「遂行する能力」という意味の登場
3.3.3 各意味の使用分野
3.4 変化の安定期(1980年代以降)
4. 英語 “sense” の意味
5. 外来語「センス」の変遷プロセス
5.1 意味の日本語化
5.2 使用分野の日本語化
6. おわりに

第2章 近現代における外来語「システム」の変遷
1. はじめに
2. 先行研究
3. 日本語における「システム」の変遷
3.1 日本語への受容初期(1870年代半ば?1940年代末)
3.2 受容の進行(1940年代末?1960年代初)
3.2.1 前期の意味の定着進行
3.2.2 分野拡張の結果―意味4の登場
3.3 変化の開始(1960年代初?1970年代末)
3.3.1 意味変化の発生―意味5の登場
3.3.2 意味4の一般化
3.4 変化の進行(1970年代末以降)
4. 英語 “system” の意味
5. 外来語「システム」の変遷プロセス
5.1 専門用語としての借用
5.2 日本語化 ほか

商品詳細

シリーズ名
ひつじ研究叢書 言語編第206巻
出版社名
ひつじ書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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