撤退学の可能性を問う
発売日:2024年6月
- ページ数
- 314p
- ISBN
- 978-4-7710-3852-3
- 著者情報
- 堀田 新五郎(ホッタ シンゴロウ)
1965年、東京都生まれ。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得後退学。専門は政治思想史。現在、奈良県立大学地域創造学部教授
林 尚之(ハヤシ ナオユキ)
1977年、奈良県生まれ。大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。専門は日本近現代史・憲法思想史。現在、大阪公立大学現代システム科学研究科特任准教授
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
我々はいま、巨大な生活習慣病を患っている。既存の社会システムを持続させる限り、地球温暖化も少子化も地方衰退もとどまるところをしらず、いつか破局的な事態が訪れはしないか?大事なのは、既存システムの「持続可能性」ではない。そこからの「撤退」である。いまこそ「撤退」を「学ぶ」ことの意義と可能性が問われなければならない。
内 田 樹 氏推薦
既存の知的枠組みから鮮やかにステップバックする「撤退知」
いま喫緊の学的課題は,単一の「正解」を探し出すことではなく,「正解がもう出せなくなったスキーム」から決然と撤退することである.この事業には二つの資質が求められる.知力と勇気である.集められた書き手たちはみなその条件を満たしている.
我々はいま,巨大な生活習慣病を患っている.既存の社会システムを持続させる限り,地球温暖化も少子化も地方衰退もとどまるところをしらず,いつか破局的な事態が訪れはしないか? 大事なのは,既存システムの「持続可能性」ではない.そこからの「撤退」である.いまこそ「撤退」を「学ぶ」ことの意義と可能性が問われなければならない.
目次
はじめに
第I部 加速する社会と撤退
第1章 向きを変える企て……堀田新五郎
──創造パラダイムへの転換──
1 撤退的知性とは何か
2 近代システム
──競争パラダイムの支配──
3 創造パラダイムへ
4 社会構想に向けて
──態度変更に関する3テーゼ──
第2章 何からの撤退か……安村克己
──高度近代化と対決する撤退学──
はじめに
1 高度近代化と持続不可能性問題
2 持続不可能性問題に対処する国連の取組
3 高度近代世界の構図と高度近代化を探る視点
おわりに
第3章 国土政策からみた撤退的知性の必要性……作野広和
──「ナショナル・ミニマム」から「ローカル・オプティマム」へ──
はじめに
1 第二次世界大戦後の国土計画の変遷
2 「国土の均衡ある発展」にみる国土政策
3 「ナショナル・ミニマム」と「ローカル・オプティマム」
おわりに
第4章 生存をめぐる危機対応と撤退の両義性……林 尚之
──「コロナ禍」の対応に着目して──
はじめに
1 コロナをめぐる日本の行政の対応
──自助自衛・忘却・平時への移行──
2 「平時への移行」をめぐる議論と決定
──「経済の正常化」か「感染症対策」か──
3 厚生労働省の「地域医療構想」と日本型新型コロナ対策
4 コロナをめぐる知識人の議論/生存をめぐる近代の両義性
おわりに
第II部 撤退を不可能にする力学の史的解明
第5章 科学神話が誘う政策の迷路……樫本喜一
──殖産興業から原子力立国へ至る道程──
はじめに
1 鉱業優先政策と原子力推進政策に共通する神話性
2 鉱業優先政策と煙害鉱毒事件
3 原子力推進政策のグラデーション
おわりに
第6章 近代日本の救貧・衛生行政の思想史……林 尚之
──「自助」と ほか
商品詳細
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。