日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ

小林英夫/〔著〕

発売日:2024年8月

  • 日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ
  • 日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ
  • 日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ
  • 日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ
ページ数
203p
ISBN
978-4-06-536910-4
著者情報
小林 英夫(コバヤシ ヒデオ)
1943年東京都生まれ。東京都立大学法経学部卒。早稲田大学名誉教授。専攻は日本近現代経済史、アジア経済論、植民地経済史

¥1,078 税込

4 nanacoポイント

4 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

一九三七年七月七日、北京南西の盧溝橋近くで響いた銃声から泥沼の戦いははじまった。八年間にわたり四十万人以上の死者を出したこの戦争の構造と本質はなにか。殱滅戦を支える軍事力・産業力の「ハードパワー」と、消耗戦を可能とする政治・外交・文化の「ソフトパワー」、二つの力学がいかにして勝敗を分けたか、多彩な史料からくっきりと描き出す!

■日本が敗れたのはアメリカにだけではない。中国に対する「戦略的敗北」、その根本的構造を明らかにする!■

1937年7月7日、中国の盧溝橋(現在の北京市の南西)近くで響いた十数発の銃声をきっかけに、日中両国は戦争に突入した。
国際法上の都合から宣戦布告なしに始めたこの戦争を、当時の日本人は「事変」と矮小化して呼んだが、8年間におよそ100万人もの兵員を中国に動員して膨大な死者をともなった近代日本最長の戦争を定義するには、不釣合いに軽い言葉だったといえるだろう。
いま日本人が昭和の戦争を振り返るとき、その関心の度合いは1941年から始まる太平洋戦争に比べればはるかに低い。
真珠湾攻撃より以前に、すでに日本はかつてないほど長期で大規模な戦争に突入していたということが、あらためて認識されるべきである。

本書は、日中両国の戦略の質的な違いをより明確にし、この戦争の構造をより正確に理解するために、「殲滅戦」と「消耗戦」という二つの概念を対比させて、この戦争の様相と、両国の勝因と敗因をよりくっきりと浮かび上がらせていく。
殲滅戦を支えるのは、軍事力や産業力などの「ハードパワー」である。一方、消耗戦の場合は、政治力や外交力、さらには国家の文化的な魅力をも含む「ソフトパワー」の戦いとなる。日中戦争とは、究極的にはこの二つのパワーの相克であった。こうした視点をもつことで、この戦争の本質のみならず、日中両国の現在もなお変わらない国家的な性格までをも見通すことができるであろう。

【本書の内容】
はじめに
序章 殲滅戦争と消耗戦争
第一章 開戦への歩み
1 満洲事変と抗日運動 
2 盧溝橋事件と日中開戦 
第二章 破綻した戦略
1 上海攻撃から南京虐殺事件へ 
2 将介石の戦略はなぜ生まれたか 
第三章 傀儡の国
1 欺かれた汪兆銘 
2 南京「傀儡」政権の樹立 
第四章 見果てぬ夢
1 太平洋戦争の勃発 
2 日本の敗戦と汪政権の最期 
第五章 二つのパワー
1 日本のハードパワー 
2 中国のソフトパワー 
第六章 『検閲月報』を読む
1 発掘された『検閲月報』 
2 第一期―第二期の『検閲月報』から 
3 第三期の『検閲月報』から 
おわりに 
主要参考文献 
年表

*本書の原本は、2007年7月に講談社現代新書より刊行されました。

目次

序章 殱滅戦争と消耗戦争
第1章 開戦への歩み
第2章 破綻した戦略
第3章 傀儡の国
第4章 見果てぬ夢
第5章 二つのパワー
第6章 『検閲月報』を読む

商品詳細

シリーズ名
講談社学術文庫 2829
出版社名
講談社
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ