モルトケからシュリーフェンへ 近現代ドイツ軍事思想論集
発売日:2024年7月
- ページ数
- 295p
- ISBN
- 978-4-7791-2982-7
- 著者情報
- 小堤 盾(コズツミ ジュン)
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。金沢工業大学国際問題研究所研究員等を経て、現在、軍事史研究家
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
戦史や軍事史の叙述や解釈の前提となる軍事思想研究における本質的なアプローチとは何か?近現代ドイツの主要な戦略家や軍事史家の業績を通じて、戦争や戦場における経験を思想的に総括することの意義を考究し、実証史学では捉えきれない軍事的な真理の解明を図る論攷。
19世紀から20世紀前半にかけてのドイツにおける軍事思想の発展については、主に政軍関係の転倒という観点から、その検証作業は多数なされてきた。第一次世界大戦における「総力戦」の出現によって、政治の手段としての戦争が自己目的化し、最終的には政治は戦争に奉仕すべきであると主張するルーデンドルフの独裁をまねくに至ったプロセスの分析に主眼を置いたものであった。しかし、プロイセン・ドイツの史的発展と不可分なドイツにおける軍事思想の発展は、モルトケによるドイツ統一戦争の勝利で頂点に達し、既にルーデンドルフの登場以前にシュリーフェンにおいて袋小路に陥り、様々な面で限界につきあたっていた。シュリーフェンの基本的コンセプトに従って行われた、第一次世界大戦の開戦劈頭におけるドイツ軍の西方攻勢が、ベルギーの中立侵犯によるイギリスの参戦とマルヌの戦いにおける敗北をまねいたことが、それを暗示している。モルトケ以降、なぜドイツ軍は最終的な軍事的勝利を手にすることができなくなったのか。またシュリーフェンは実際に勝利の栄冠を手に入れたわけではないにもかかわらず、その対仏作戦計画は天才的と称され、後世の軍人たちから高い評価を受けるようになったのは何故なのか。クラウゼヴィッツとルーデンドルフの間に位置するモルトケとシュリーフェンの軍事思想を比較検討することで、疑問に対する解答の一助を求めることにした。
目次
第一章 モルトケからシュリーフェンへ
第二章 モルトケとシュリーフェン
第三章 モルトケの遺産-ドイツ陸軍における作戦思想の変遷
第四章 ドイツ帝国海軍における運用思想の矛盾と対立
第五章 デルブリュックとドイツの世界政策
第六章 艦隊政策とデルブリュック
第七章 軍事思想から国防思想へ-総力戦のインパクト
第八章 総力戦とドイツ帝国-ミリタリズムに関する社会経済史的考察
第九章 軍事化の経済構造-体制類型としてのミリタリズムの成立に関する考察
第十章 クラウゼヴィッツの思想史的研究
第十一章 戦略なき時代のクラウゼヴィッツ
第十二章 ドイツ空軍の成立
商品詳細
- 出版社名
- 彩流社
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。