ネパール大震災の民族誌 共同性と市民性が交わる場で災害に対応する

伊東さなえ/著

発売日:2024年5月

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ページ数
191p
ISBN
978-4-7795-1803-4

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商品説明

2015年,9000人の死者を出したネパール大地震。

その復興へと動く被災者・地域を支えた「つながり」は、伝統的な共同性か、あるいは近代的市民性によるものなのか? 災害と地域(ローカリティ)の関係の視点から復興を読み解く。

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●著者紹介
伊東さなえ(いとう・さなえ)
1983年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。現在,国立民族学博物館グローバル地域研究推進事業担当(総括班)・特任助教(人間文化研究機構人間文化研究創発センター・研究員)。専攻は文化人類学,南アジア研究。
おもな論文に「コミュニティ・レジリエンスが発揮される空間――ネパール2015年地震で被災した都市近郊農村を事例として」(『環境社会学研究』,2023 年),‘The Production of Localitythrough Debris and a Festival: Aftermath of the Gorkha Earthquake in the Kathmandu Valley’(Studies in Nepali History and Society,2020年)他。

目次

はじめに 


序章 災害と地域(ローカリティ)
    ――「伝統的なコミニュティ」と「市民社会」が交錯する場――

1 ネパールと震災

2 災害により立ち現れる「地域」(ローカリティ) 
   
3 本書の構成

4 調査方法
 

第1章 ネワール社会および調査地P村における共同性と市民性をめぐる歴史的・社会的文脈  

1 ネワール社会の共同性 

2 1950年代以降の共同性と市民社会  

3 調査村P村の概要

4 小 括


第2章 「私はネパール人」
     ――国民国家ネパールと災害ナショナリズム――    

1 災害とナショナリズム  

2 地震後のつながりと下からのナショナリズム  
   
3 ダラハラ塔  
    ─ 上からと下からの災害ナショナリズムの交差点─

4 小 括
 

第3章 地域(ローカリティ)の想像と創造
    ――共同性と市民性が交わる中で生起する復興活動――
   
1 災害下のコミュニティ・レジリエンス  

2 ネパール2015年地震下でのコミュニティ・レジリエンス  

3 緊急対応と復興における曖昧で越境的なつながり  

4 出資者と行為者が作り出す地域(ローカリティ)

5 重層的な災害対応のつながり 

6 外部の支援者がもたらす新たなつながり 

7 小 括

第4章 瓦礫と祭り
――災害による境界の揺らぎと再構築――

1 被災地における祭礼・儀礼

2 地震後の空間

3 祭りにより立ち現れる空間

4 小 括 

第5章 震災による死を「良い」死にする
――地域(ローカリティ)への死者の包摂――

1  ほか

商品詳細

出版社名
ナカニシヤ出版
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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