「満蒙開拓民」の悲劇を超えて
発売日:2024年6月
- ページ数
- 243p
- ISBN
- 978-4-8265-0746-2
- 著者情報
- 大類 善啓(オオルイ ヨシヒロ)
1944年生まれ。法政大学文学部哲学科卒業後、欧州、中東、アジアで遊ぶ。その後、週刊誌記者、フリーライターなどを経て79年以降、中国との交流に関わる。現在、一般社団法人日中科学技術文化センター常勤理事。また、中国ハルビン市郊外の方正県にある日本人公墓(1963年、周恩来総理の認可の下、建立された)の存在を通じて、日本の中国へ加害と被害の実相などを伝えてゆこうと2005年、方正友好交流の会を立ち上げ、理事長として会報『星火方正』を編集発行している
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
風雪に耐えた「中国の日本人公墓」中国・ハルビン市方正県物語。「開拓」という名によって“新天地、満洲”へ渡った人々が遭遇した悲惨は、飢えと寒さ、そして発疹チフスで死屍累々、白骨の山に象徴される。苦難を超えて生き延びた人々の貴重な現代史の証言集である。
「開拓」という名によって〈新天地・満洲〉へ渡った人々は敗戦によって酷寒の地に取り越され、飢えと寒さ、疫病によって死屍累々となり、その遺骨は山野に散乱し長い間風雪にさらされることとなった。
苦難を越えて生き延びた人々が中国の人々と手を取り合って遺骨を収集し、「日本人公墓」を建立するまでの貴重な現代史の証言集。
目次
■はじめに 満蒙開拓団の悲劇を超えて〜中国ハルビン市方正県日本人公墓建立の物語〜(大類善啓)
なぜ方正に日本人公墓があるのか?/“満洲事変”そして“満洲国”へ/ソ連参戦、そして日本の敗戦/新中国、そして「大躍進政策」の失敗/「自分たちで食糧を作ろう」/生きていた国際主義 /歴史を振り返る意味とは
■日本の近代とは…“夜明け”から暗黒へ(大類善啓)
ペリー来航 江戸幕府の終焉/広がる攘夷運動/清国との戦いに突入した日本/日露戦争へと向かう両国/内紛を抱えていたロシアの実情は…/満洲は日本の生命線だ!
■[特別寄稿]日本人公墓についての随想(王鳳山)
花の咲かない桜4/鶴の歌、蝶の舞 /心の傷を涙で洗/生者なおかりそめの…
■天を恨み 地を呪いました――中国方正の日本人公墓を守った人たち(奥村正雄)
四世団欒/極楽浄土の門/渡れない橋/荒地探しで見たもの/砲台山が背負った背理/方正まで辿りつけば…/黒い異物、子どもの遺体/方正の煙突は見えたが/子を遺棄し、絞殺し/誤った命令とデマで/「無限の忍苦始マリタルナリ」/辿り着いた開拓団・内訳/月光の下で娘は…/出産翌日の逃避行/凍土の穴に死体を積み重ねる/「白いおかゆをひと口…」/娘を葬れない母親/「私を殺してから帰れ!」/死体が溶け始める/「墓碑は人民政府の手で」/中国側生き証人に会う/陽があたる斜面に/碑銘揮毫代は、酒2ダース/二日がかり川舟で運ぶ/文革の嵐の中で/初めての墓参団/新しく加えられた遺骨/謎に包まれた麻山事件/合掌する妻を射殺/「ノンノン様の所へ行こう」/遺骨収集の障害/「死者の霊が迷わぬよう」/小高い丘にイチイの樹/海倫県の遺骨も/風雪に耐えて花開く/厳冬にたたずむ娘/あとがき
■あの歴史に立ち会う――「方正地区日本人公墓」建立前後の回想(趙喜晨・北京)
前例のない歴史的な仕事/石材選びと安置場/墓碑の形/碑文の揮毫/石材を選ぶ/碑文の書と彫刻
■報恩の「中国養父母公墓」――自力で建立した遠藤勇の物語 (大副敬二郎)
依蘭県松木河岩手開拓団/逃避行の始まり/逃げる途中で敗戦を知る/遠藤勇一家の壊滅/身元がわかると引っ越した/文革の嵐に巻き込まれる/帰国許可と新たな苦悩/養父母への恩義を忘れずに/ ほか
商品詳細
- 出版社名
- 批評社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。