ソヴィエト・デモクラシー 非自由主義的民主主義下の「自由」な日常

松戸清裕/著

発売日:2024年7月

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ページ数
254,14p
ISBN
978-4-00-023748-2
著者情報
松戸 清裕(マツド キヨヒロ)
1967年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。北海学園大学法学部教授。ソ連史

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商品説明

一般的には非民主主義的な全体主義国家だったと言われるソ連は、西側諸国の「自由主義」は否定したが、デモクラシー(人民の権力)をなにより重視していた。人々の生活に全面的な責任を負っていた党には日々膨大な陳情や意見が寄せられ、当局はそれらに真剣に向きあうことで人民との「対話」を模索し続けた。体制に容認された自由だけでなく政権の目を盗んで得た「自由」をも謳歌していた人々の日常を一次史料から丹念に再構成し、ソ連型民主主義の実態に迫る意欲作。

非民主主義的な全体主義国家だったと言われるソ連は、デモクラシー(人民の権力)を重視し、人びとから寄せられる膨大な数の陳情・意見に真剣に向き合っていた。体制に容認された自由と政権の目を盗んで得た「自由」をも謳歌していた人びとの日常を一次史料から丹念に再構成し、ソ連型民主主義の実態に迫る意欲作。

目次

序

第一章 ソヴィエト民主主義とは何か
 第一節 「リベラル」でないデモクラシー
  1 自由主義的民主主義と社会主義的民主主義
  2 ルソーの思想と社会主義的民主主義
  3 「人民の権力」としてのソヴィエト民主主義
  4 経済的社会的な民主主義
 第二節 本書の対象時期
 第三節 理念を実現する努力
  1 「女性解放」の努力
  2 代議員の努力
  3 職責を果たさない代議員
  4 代議員の苦労と不満
 第四節 ソヴィエト民主主義における選挙
  1 競争なき選挙
  2 投票する意味
  3 投票用紙への書き込み
  4 人々の批判と改革
  5 代議員のリコール
  6 「参加民主主義」としての選挙

第二章 公認された自由は実現されたか
 第一節 憲法が保障した自由
 第二節 公的回路を通じた「対話」
  1 「個別救済の制度化」
  2 手紙による訴え
  3 苦情を訴える「戦略」
  4 面会による訴え
 第三節 全人民討議による「対話」
  1 「市民の権利と自由の重要な保障」
  2 七か年計画をめぐる全人民討議(一九五八――一九五九年)
  3 党綱領をめぐる全人民討議(一九六一年)
  4 ソ連憲法案をめぐる全人民討議(一九七七年)
  5 稀有なほどに中途半端な法律?
 第四節 勤労集団による参加

第三章 日常生活における自由と「自由」
 第一節 「過度の寛容さ」という「リベラリズム」
 第二節 「寄生的生活様式」
  1 「反寄生者法」
  2 私的な請負
 第三節 自由と「自由」の結合――サークル、ロック、ジーンズ
 第四節 職場における「自由」
  1 人々にとっての職場
  2 人々の労働態度
  3 職場での連帯と「自由」
 第五節 愚行をする「自由」
  1 「過度の飲酒」の「自由」
  2 何でも飲む「自由」――オーデコロン、変性アルコール、密造酒
 第六節 神の名における「自由」

第四章 「偽りの ほか

商品詳細

出版社名
岩波書店
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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