日本人は漢文をどう読んだか 直読から訓読へ
発売日:2024年5月
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商品説明
日本において古代から現在に至るまで延々と読み継がれてきた漢文。
その読み方には中国から渡来した中国音で読む〈直読〉、そして、平安時代に生まれ、漢文読解の方法としてその地位を確立した〈訓読〉の二種類が存在する。
しかし、古代から現代までの間に〈直読〉は消え、日本語で読む〈訓読〉がもっぱら使われるようになった。
なぜ、日本では〈訓読〉優位の状況が生じたのか―。
漢文を取り巻く環境を一つ一つ分析することを通して、〈直読〉から〈訓読〉への変化を追い、日本人の漢字漢文受容の歴史を描きだす。
目次
本書の目的
凡例
第一章 直読と訓読―現代と平安時代―
1 現代の直読と訓読
1―1 直読[中国語文・字音声読]
1―2 訓読[日本語翻訳文=直訳文・日本語音声読]
2 平安時代の直読と訓読
2―1 直読[中国後古典文=漢文・呉音漢音声読]
2―2 訓読[日本語翻訳文=直訳文・日本語音声読]
3 現代と平安時代
4 平安時代儒学界
第二章 平安時代儒学界の直読と訓読―『宇津保物語』と『北山抄』『江家次第』―
1 『宇津保物語』講書における直読と訓読
1―1 「一度は訓、一度は音に」―直読訓読併存―
1―2 「手づから点し」―加点者仲忠―
1―3 「果てに、一度は訓、一度は音に読ませたまひて」―解義後の声読―
1―4 「読む」の意味
1―5 『宇津保物語』の情報―直読訓読併存等―
2 『北山抄』『江家次第』釈奠における直読と訓読
2―1 『北山抄』
2―2 『江家次第』
2―3 釈奠での直読訓読併存
3 『宇津保物語』と『北山抄』『江家次第』―併存―
3―1 『宇津保物語』の併存
3―2 『北山抄『江家次第』の併存
第三章 〈直読から訓読へ〉―直読の衰退―
1 直読消滅の時期
1―1 直読の儒書
1―2 漢音加点『蒙求』
1―3 唐音直読論
2 直読消滅の原因と過程―外因説―
2―1 直読消滅と日中関係―遣唐使廃止―
2―2 直読消滅と朝廷・大学寮の衰退
2―3 外因説の可能性と限界―内因説の検討―
第四章 平安時代の訓読―『白氏文集』―
1 『白氏文集』「新楽府」「海漫々」
2 直読の可能性
3 訓読と訳読との比較
4 訓読と訳読(1)―文・声読―
4―1 文
4―2 声読
4―3 相違と情報
5 訓読と訳読(2)―文・声読以外―
5―1 紙面における相違
5―1―1 呈示場所
5―1―2 呈示方法
5―1―3 呈示における相違と情報
5―2 補読
6 訓読と訳読(3)―補読―
6―1 [訓読文]の補読
6―1―1 漢字
6―1 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勉誠社
- サイズ
- 19cm
- フォーマット
- 単行本
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