賭博常習者
発売日:2024年7月
- ページ数
- 352p
- ISBN
- 978-4-06-536486-4
- 著者情報
- 園部 晃三(ソノベ コウゾウ)
1957年、群馬県生まれ。’90年、「ロデオ・カウボーイ」で第54回小説現代新人賞を受賞
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商品説明
競馬場に入り浸る高校生が、牛飼いに憧れてアメリカへ。帰国後は乗馬クラブを経営し、さらにアメリカでの体験を書いた小説で新人賞を受賞。だが、賭博がすべてを壊す。震えを隠して数百万を賭け、文無しになれば車上生活をしながら他人のカネで勝負する。競馬に憑かれた人々と流離の半生を描く自伝的小説。
「百万円を二百万円にするのはたやすい」
そう嘯いて他人様の懐に平気で手を突っ込み、
意表を突いたケントク買いで万馬券を掴み取る――。
ギャンブルの神様に魅入られた、“ろくでなし”の自伝的長編小説
「30年前の新人が、新人のまま現われた。
馬とデラシネの日々と、ギャンブルの陥穽と
黄昏の中に立つ影に、活路はあるのか。
この小説の放逸な人生の底にあるのは、書くという行為の業である。」
――北方謙三
「破天荒なこの男の物語世界はくやしいほどにまばゆい。
映画の嘘を凌駕した凄味があるからだ。
こいつとは簡単につき合わないほうがいい。」
――高橋伴明(映画監督)
ショウコから百万円を受け取り、(福島競馬場のメインレースの)3枠6番のソウルスピリッツの複勝に張った。
「見ていろ。6番の馬が三着にくれば金になる」
ショウコは府中の馬場をふりかえって戸惑う。
「どういうこと? 馬、走ってないじゃない」
「ここのレースじゃない」
(中略)
しばらくして東京競馬場の帯で束ねられた百万円が七束と、端数の三十万円を受け取る。JRAの手提げ紙袋にそれをしまってもらった。
ショウコはその場にへたり込んで紙袋に手を突っこみ、札束を数えながら、泣いた。
「なんで……なんでこんないい加減な男が簡単にお金を作れちゃうのよ……」
――本文より
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社文庫 そ11-1
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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