官僚制の作法

岡田彰/著

発売日:2024年6月

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ページ数
319p
ISBN
978-4-87526-449-1

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商品説明

霞が関を敵に回す橋本行革は、いかにして達成されたのか。
省庁半減をめぐる攻防の中で、省庁の存亡にかかる対処方針は異なる。
行革反対で組織防衛を図る省庁もあれば、行革をチャンスと権限拡充を目指す省庁もある。
これに族議員や圧力団体も絡む。行革は複雑な政治過程の一環である。
本書は特に行革の「勝ち組」の総務省(自治省)、経済産業省(通産省)、財務省(大蔵省)を取り上げる。三省のしたたかな行革戦略がわかる。霞が関の省庁は一体ではない。
霞が関は連合体であり、日本の官僚制は各省官僚制である。
著者は関係者の証言や貴重な一次資料から橋本行革の経緯と意義を掘り起し、「省」とは何かを辿る。さらに全則2か条の総定員法の智慧、安倍・菅政権の官邸支配の錫杖を明らかにする。

目次

はじめに
 「国の司令塔がない」-橋本元総理の行革論

第一章 臨調型行革の系譜
1 行政整理の系譜
 戦後の行政整理
 異次元の「行政整理」/行政委員会の廃止と巧みな論理
 「行政整理」から「行政改革」へ/行政審議会での予算編成機構論議
 曖昧な予算編成権/内閣か大蔵か
 狡智な財政法-主任の大臣の「作製」と国庫大臣の「作成」という予算の編成
 勅令(会計規則)の法律化(財政法)
 「美しい誤解」
 予算編成機構論議の棚上げ
2 臨調型行革
 臨調型行革のステージ
 臨調型行革モデルと行政管理庁
 第一次臨調の組織概要
 厳しい臨調の評価/「行革は政治過程の一環」
 臨調答申-大蔵省批判と「内閣機能の強化・総合調整機能の強化」論の登場
 大蔵省の反駁-「二つの大蔵省をつくることになる」
 大蔵省の本音-「内閣が調整すると言って、何をするのか」
 棚上げ・骨抜き・廃案の臨調答申
 事例その一 内閣補佐官制度
 事例その二 「首都行政の改革に関する意見」
 「政策の献立は各省にある」/第一次臨調が明らかにしたもの

第二章 橋本行革と各省官僚制
 はじめに
1 自治省→総務省
 レゾン・デートルの仕立て直し/脱「地方自治の省」
 総務省-メルティング・ポットかサラダ・ボールか?
 三日目の豹変
 キーパーソンの二人-水野清と石原信雄
 石原の「総務省」構想の文脈
 「総務省」の時代/地方分権の精算
2 大蔵省→財務省
 財政と金融の分離
 与党の時代の到来と行政組織編成権
 「権力の真空」
 連立与党三党協議
 国税庁の分離-徴税一元化による揺さぶり
 第二の攻防/経済財政諮問会議の設置
 イメージ図のトリック/格下げの手法
 最終決着の一日/二六時の記者会見
 三党合意のペーパーを「読み直す」
 「本丸は預託の廃止」/郵貯の自主運用と財政投融資改革
 大蔵省理財局のシナリオ/「市場原理」の矛盾とその「吸収」の仕組み
 ドラフトの意味不明な文言
3 通商産業省→経済産業省

商品詳細

出版社名
公職研
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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