帝国アメリカがゆずるとき 譲歩と圧力の非対称同盟

玉置敦彦/著

発売日:2024年6月

  • 帝国アメリカがゆずるとき 譲歩と圧力の非対称同盟
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ページ数
250,50p
ISBN
978-4-00-024068-0
著者情報
玉置 敦彦(タマキ ノブヒコ)
1983年生。中央大学法学部准教授(国際政治学)。東京大学法学部卒業、Boston University(フルブライト奨学生)及びYale University(Department of History)留学を経て、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。専門は同盟論、日米関係史、アジア太平洋国際関係

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商品説明

超大国の同盟政策のメカニズムを解き明かす。強大な力を誇る「帝国」アメリカは、同盟国に圧力をかけるだけでなく、ときに同盟国に有利となる政策を自ら選択してきた。ベトナム戦争期の日米・米韓・米比同盟を一次史料に基づいて検討し、非対称同盟を理論的に解明する。

強大な力を誇る「帝国」アメリカは、日本や西欧諸国と「非対称同盟」を結んでいる。だがアメリカは同盟国に圧力をかけるだけでなく、ときに同盟国に有利となる政策を自ら選択してきた。なぜ帝国アメリカは「ゆずる」のか。ベトナム戦争期の日米・米韓・米比同盟を一次史料に基づいて検討し、非対称同盟を理論的に解明する。

目次

序 章 アメリカが「ゆずる」ということ
  はじめに
  対称同盟と非対称同盟
  譲歩の事例
  圧力の事例
  本書の議論
  二〇二一年のアフガニスタン政権崩壊と同盟の定義
  非公式の帝国と提携理論
  提携理論と非対称同盟
  意義と構成

第一章 同盟概念の再検討
 第一節 非対称同盟の四つの顔
  同盟論、あるいはゴルディアスの結び目
  力の均衡としての同盟
  共同体としての同盟
  統制としての同盟
  負担としての同盟
  非対称同盟の四つの顔――均衡・共同体・統制・負担
 第二節 主導国が求めるもの――負担分担論と同盟拘束論の展開
  主導国は何を求めるのか?
  追随国の負担増大――負担分担論の展開
  追随国の拘束――同盟拘束論と国際秩序論
  圧力による追随国の操作
  譲歩による追随国の操作
  先行研究の限界と本書の論点

第二章 非対称同盟における譲歩と圧力――提携の理論
 第一節 拘束・行動抑制・負担分担
  本章の課題と構成
  拘束――提携勢力の同意と安定の確保
  行動抑制――追随国の独自外交・武力行使の制約
  負担分担――平時の負担分担と有事の連合形成
  拘束と行動抑制・負担分担
 第二節 非対称同盟の起源――主導国は何を望むのか
  主導国は何を求めるのか
  国際秩序構想のなかの同盟
  戦略上の基本指針としてのリベラルな国際秩序の構想
  戦略構想と同盟の戦略的価値
  主導国による戦略的価値の算定――撤退の論理を手掛かりに
  戦略構想と同盟政策の連関と断層
 第三節 提携勢力と対抗勢力
  提携理論と非対称同盟
  帝国主義研究における提携理論
  提携理論の説明対象としての譲歩と圧力
  提携勢力――追随国における親主導国政権
  対抗勢力――追随国における反提携勢力集団
  提携勢力が望むもの
 第四節 提携の政治力学
  非対称同盟とは何か
  提携勢力の躊躇と追随国内の反発
  提携勢力に対す ほか

商品詳細

出版社名
岩波書店
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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