左利きの歴史 ヨーロッパ世界における迫害と称賛
発売日:2024年7月
- ページ数
- 265,68p
- ISBN
- 978-4-560-09299-6
- 著者情報
- 久保田 剛史(クボタ タケシ)
青山学院大学教授。左利き
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商品説明
偏見はいかにして生まれ、解消されたか。中世からのテーブルマナーの変化や絵画の分析、「右手の優越」を通して見る西洋近代の思考様式など、現代までの複雑な歴史をさまざまな角度から語る。
偏見はいかにして生まれ、
解消されたか
ヨーロッパの歴史において、左手は「邪悪な手」とされ、左利きは差別されてきた。ヨーロッパの諸言語には、右を「縁起の良いもの」、左を「不吉なもの」とした慣用表現が多く見られる。さらには、古代の呪術的信仰からキリスト教にいたるまで、右は「聖」もしくは「善」の象徴、左は「不浄」もしくは「悪」の象徴とされてきた。中世やルネサンスの名画でも、エバはしばしば禁じられた木の実を左手でもいでいる。
ただし、現代スポーツのサウスポーを待つまでもなく、たとえば戦闘において左利きの存在が有利に働く場面があることは古代から認識されていた。一方、平等の名のもとに不寛容が広まった時代もあり、偏見の裏返しとして左利きを天才と結びつける傾向も存在する。偏見から解消への道のりは紆余曲折あった。本書は、人文科学、社会科学、自然科学のさまざまな分野を横断しながら、左利きの人たちに対する寛容と不寛容の歴史を明らかにしていく。
中世からのテーブルマナーの変化や、美術史家は絵画からどうやって画家の利き手を見分けるのか、「右手の優越」を通して見る西洋近代の思考様式など、興味深い話が満載の文化史。
※お届け日が変更になりました
6月27日→7月1日
目次
第二版の序文
序論
第一部 正しい手と邪悪な手
第1章 なぜ人類は右利きなのか
第2章 右手主導の規則
第3章 左利きによる秩序の転覆
第二部 軽蔑された左利き
第4章 左利きという異常性
第5章 左利きという烙印
第6章 下等人間の特性
第7章 不寛容のはじまり
第8章 虐げられた左利き
第三部 容認された左利き
第9章 中世の黄金時代
第10章 近代の解放にいたる長い道のり
第11章 二つの右手の神話
第四部 称賛された左利き
第12章 左利きの卓越性
第13章 左利きの巨匠たち
結論
付録
訳者あとがき
参考文献
原注
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:HISTOIRE DES GAUCHERS 原著改訂版の翻訳
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