クビライと南の海域世界

向正樹/著

発売日:2024年2月

  • クビライと南の海域世界
  • クビライと南の海域世界
ページ数
525p
ISBN
978-4-87259-791-2

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商品説明

モンゴル帝国が覇権を築いた13、14世紀、ユーラシアを覆う巨大な交易ネットワークが出現した。陸と海に跨る「モンゴル=システム」の実像はいかなるものだったのか。大元政権と海域世界との結びつきの形成過程と、大元政権が海域世界にもたらした変化に着目し、モンゴル帝国とムスリム交易ディアスポラが織りなす「人々のネットワーク」の観点から実証的に描き出す。

目次

序章
1 主題
2 分析用語
3 本書の構成

第I部 モンゴル?システムまでの道のり

第1章 北宋の天地祭祀と海商ディアスポラ
序論
1 中国における天地祭祀
2 ユーラシア東方
3 南方海域世界
4 泰山封禅
5 汾陰后土
結論 文化権力についての考察

第2章 海商ディアスポラの変貌
序論
1 アラブ?ペルシア系海商による朝貢関係の再構築
2 大食舶主蒲希密らの入貢とその経営形態
3 宋代朝貢システムの虚構と実態
4 朝貢にかかわる経営
5 境界地域における外来商人の勢力伸張
結論 ムスリム商人は駆逐されたのか?

第3章 海の覇権交替とディアスポラ
序論
1 蒲寿庚の招撫使と提挙泉州市舶の実質
2 1276 年前後の情勢と蒲寿庚の役割
結論

第4章 モンゴル軍団長と海商ディアスポラ
序論
1 初期南海諸国招諭の実行集団
2 中央指導体制下のソガト=蒲寿庚人脈
3 至元19 年(1282)の海外諸蛮出征とチャンパー遠征
4 楊庭璧のインド洋遠征
5 ソガト・蒲寿庚のその後
結論

第5章 モンゴル軍団長と南海貿易
序論
1 マングタイの入?と海上貿易関与
2 マングタイ「海上勢力」の軌跡
3 元初期の福建と交差するコネクション
結論

第II部 モンゴル?システムの内と外

第6章 モンゴル?システムと南方海域世界
序論
1 元と南方海域諸国の各種往来とモンゴル的特徴
2 南方海域諸国による使節派遣とその背景
3 歴代カアンの対外政策およびその思想
4 記録と外国使節
結論

第7章 マクロ寄生としての南海貿易収奪機構
序論
1 元の市舶司体制?貿易業務と塩政業務の合併?
2 市舶司政策の変遷:至元14?22 年(1277?1285)
3 市舶司体制の完成
4 その後と海域世界からのレスポ ほか

商品詳細

出版社名
大阪大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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