「Y」の悲劇 男たちが直面するY染色体消滅の真実
発売日:2024年5月
- ページ数
- 245,7p
- ISBN
- 978-4-02-332364-3
- 著者情報
- 黒岩 麻里(クロイワ アサト)
京都府生まれ。北海道大学大学院理学研究院生物科学部門教授。1997年、名古屋大学農学部卒業。2002年、同大学院生命農学研究科応用分子生命科学専攻にて博士号取得。日本学術振興会特別研究員、北海道大学先端科学技術共同研究センター講師、同大大学院理学研究院准教授を経て16年より現職。専門は生殖発生学・分子細胞遺伝学で、哺乳類、鳥類を対象に、性染色体の進化や性決定の分子メカニズムの解明を目指す。NHK「あさイチ」や「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」「又吉直樹のヘウレーカ!」などメディアにも出演し、「性決定」について最新の知見を一般向けに積極的に伝えている。受賞歴は、11年に「哺乳類および鳥類における染色体と性決定機構の進化研究」で第62回染色体学会賞、23年に北海道大学が次世代の女性教員を顕彰する桂田芳枝賞など
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商品説明
今も、カラダから刻一刻と“Y”が失われている―これは人類の危機!?「Y染色体消滅説」から「新しい性の概念」まで、近年注目される生物学の最新研究から、「男」の“弱さ”と“しぶとさ”に迫る。あなたの中にある概念を覆す、多様で柔軟な「性」の姿に出会う一冊。
今も、身体から刻一刻と失われているY染色体。これは人類の危機? 「喫煙・加齢で男性が“女性化”?」「性は2つとは限らない」「男児出産で“Y”をもつ人生が始まる」「Y染色体減少で疾患リスク増大!?」など「Y染色体消滅説」から「新しい性の概念」まで、生物学の最新研究から人類最大の危機(!?)に瀕する男の弱さとしぶとさに迫る。世界中の科学者を虜にする、謎多きY染色体の沼にハマれば、あなたの中にある「性」の概念も覆える! 多様で柔軟な「性」の姿に出会える一冊。■第1章 ヒトの性はどう決まるか??教科書と実際DNA・遺伝子・染色体の関係/2mものDNAのコンパクト収納法/アクセサリー染色体/性決定遺伝子発見の歴史/覆る世紀の発見/ヒトはデフォルトが女性!?/「オトコのスイッチ」がONになると/ホルモンも大切/プリンセスも毛は生える/受けとめてもらうことが大切/XYを公言した人気ジャズシンガー/胎児が浴びるホルモンシャワー/男性は指の長さが能力に影響する?/COVID -19にも指比が関係する!?■第2章 Y染色体の消えゆく運命??現在進行形の見えざる恐怖偉大な先人たちの仮説/XとY――同じ染色体だった/統計学者からの鋭い指摘/どのようにしてY染色体は小さくなったのか/「退化」か「進化」か/Y染色体はいつか消える/博士の予言/消失までの時間稼ぎ/あなたの身体でも消えはじめた「Y」/「Y」消失は疾患リスクを高める/母親は息子から「Y」をもらう/マイクロキメリズムが女性に及ぼす影響/男性不妊とY染色体/止まらない現代男性の精子数減少/日本人男性の精子――衝撃の事実■第3章 そもそも性って何???素晴らしきその多様性そもそも「性」は存在しなかった/「性」の誕生――一倍と二倍の繰り返し/生物学的にも性は2種類とは限らない/2つの性がうまれた理由/雌雄は別個体でなくていい/第3の性/4つの性をもつ鳥/雌雄は別個体でなくていい/超遺伝子! スーパージーン!! /3種類のオス/個体の性は普遍的ではない/何度も性を変える魚/性を決める要因/出会いも決定要因に/多様な性の在り方/メスだけで子孫を残す最終手段/有性と無性のはざま/哺乳類はメスだけで子が残せない■第4章 新しい性の概念??科学的に示される“バリエーション”バイナリー ―男か? 女か?― という概念/性染色体のバリエーション/そもそもX染色体は1本しか使わない/X染色体の遺伝子の多くは脳で働く/遺伝子による性のバリエーション/ホルモンによる性のバリエーション/長く使われてきた不適切な言葉/SOGIESC(ソジエスク)/ゲイ遺伝子の謎/膨大なゲノム解読が謎に迫る/遺伝子の影響は大きくない!? /性自認はホルモンか? 遺伝子か?/科学的な理解が真の理解に/「オスらしい」メス、「メスらしい」オス/筋肉が必要だ!! /Yを捨てた日本のネズミ/新しい性決定スイッチの獲得/バリエーションの意義■第5章 寿命の性差を検証する??なぜ男性は女性より短命なのか海外から見た「65歳定年」/なぜ日本人は長寿なのか/男女の寿命――なぜ女性は長生き
目次
■第1章 ヒトの性はどう決まるか―教科書と実際
DNA、遺伝子、染色体の関係/2 mものDNAのコンパクト収納法/アクセサリー染色体/性決定遺伝子発見の歴史/覆る世紀の発見/ヒトはデフォルトが女性!? /オトコのスイッチ」がONになると……/ホルモンも大切/プリンセスにも毛が生える/受けとめてもらうことが大切/XYを公言した人気ジャズシンガー/胎児が浴びるホルモンシャワー/男性は指の長さが能力に影響する?/COVID-19にも指比が関係する!?
■第2章 Y染色体の消えゆく運命―現在進行形の見えざる恐怖
偉大な先人たちの仮説/XとY―同じ染色体だった/統計学者からの鋭い指摘/どのようにしてY染色体は小さくなったのか/「退化」か「進化」か/Y染色体はいつか消える/博士の予言/消失までの時間稼ぎ/あなたの身体でも消えはじめた「Y」/母親は息子から「Y」をもらう/マイクロキメリズムが女性に及ぼす影響
■第3章 そもそも性って何?―素晴らしきその多様性
そもそも「性」は存在しなかった/「性」の誕生―一倍と二倍の繰り返し/生物学的にも性は2種類とは限らない/2つの性がうまれた理由/雌雄は別個体でなくていい/第3の性/4つの性をもつ鳥/超遺伝子!スーパージーン!!/3種類のオス/個体の性は普遍的ではない/何度も性を変える魚/性を決める要因/出会いも決定要因に/多様な性の在り方/メスだけで子孫を残す/有性と無性のはざま/哺乳類はメスだけで子は残せない
■第4章 新しい性の概念―科学的に示される“バリエーション”
バイナリー ―男か?女か?― という概念/性染色体のバリエーション/そもそもX染色体は1本しか使わない/X染色体の遺伝子の多くは脳で働いている/遺伝子による性のバリエーション/ホルモンによる性のバリエーション/長く使われてきた不適切な言葉/SOGIESC(ソジエスク)/ゲイ遺伝子の謎/膨大なゲノム解読が謎に迫る/遺伝子の影響は大きくない!?/性自認はホルモンか?遺伝子か?/科学的に理解することは真の理解につながる/「オスらしい」メス、「メスらしい」オス/筋肉が必要だ!!/Yを捨てた奇跡のネズミ/新しい性決定スイッチの獲得/バリエーションの意義
商品詳細
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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