言語、文化の狭間で 歴史における翻訳
発売日:2024年3月
- ページ数
- 284p
- ISBN
- 978-4-88303-587-8
- 著者情報
- 平田 雅博(ヒラタ マサヒロ)
青山学院大学名誉教授。専門分野:ブリテン近現代史
原 聖(ハラ キヨシ)
現職:女子美術大学客員研究員、名誉教授。専門分野:西欧少数言語、とりわけケルト諸語圏の言語復興運動、ならびに書きことばの社会史的研究。西欧の民衆版画などの民衆文化史研究。東アジアとの比較研究
割田 聖史(ワリタ サトシ)
現職:青山学院大学文学部史学科教授。専門分野:ドイツ・ポーランド近代史
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商品説明
本書は、「翻訳」を歴史的な事象の中でとらえ直していくことを目的とするものである。歴史学的に「翻訳」を考えるメリットは、歴史的な知見・研究史に照らして、翻訳を取り巻く長期的諸条件をより俯瞰的に見ていくことを可能にする点にあるといえるだろう。
本書は、「翻訳」を歴史的な事象の中でとらえ直していくことを目的とするものである。
歴史学的に「翻訳」を考えるメリットは、歴史的な知見・研究史に照らして、翻訳を取り巻く長期的諸条件をより俯瞰的に見ていくことを可能にする点にあるといえるだろう。
「私の意図はスペイン人歴史家たちに反論することではなく、彼らの手になる記録に注釈や解説を施すことであり、さらには、……スペイン人たちが、外国人であるがゆえに正しく理解できなかったインディオの言葉の通訳の役目を果たすことだからである。……」(インカ・ガルシラーソ『インカ皇統記』、読者への序言中の一節)
目次
序 章 「翻訳」を歴史の中で考える 割田 聖史 1
「翻訳」を歴史の中でとらえる 1
「翻訳」についての基本的態度 2
「等価」をめぐって 2
文化史と翻訳 2
翻訳論的転回における「翻訳」 4
本書における「翻訳」の理解と本書の構成 6
註 8
第1章 大西洋世界と翻訳をめぐるポリフォニー 安村 直己 9
はじめに 10
1 スペイン領アメリカ植民地をめぐるポリフォニー 12
1―1 二つの言語、二つの文化を生きるということ 12
1―2 ラテン語に翻訳するということ 13
1―3 一六世紀メキシコ発の手稿の流通 15
2 メキシコにおけるマリノフスキー 16
2―1 メキシコとの出会い 17
2―2 フィールドとテクストの中でのマリノフスキーの不在 19
2―3 ポストコロニアル状況下のメキシコと帝国 23
3 インディヘニスモの新たな転回 27
3―1 インディヘニスモを越えて 27
3―2 エスニック運動の高まり 28
3―3 通訳/翻訳の新たな位相 29
おわりに 33
註 35
第2章 フランス革命期翻訳政策再考 原 聖
―ブルターニュ地方の事例を中心に 39
前提 39
1 革命初期の翻訳政策 41
2 グレゴワール師の調査 45
3 革命中期の翻訳政策 46
4 バレールの政策 48
5 グレゴワール師の報告 51
6 「言語の恐怖政治」期とそれ以降 54
終わりに 55
参考文献 56
註 58
第3章 プロイセン領ポーランドにおける翻訳の諸局面 割田 聖史 61
はじめに 61
1 ポーゼン州の成立とポーランド語 62
2 一八一六年の「翻訳規定」と『ポーゼン大公国諸規定集 一八一〇―一八一七』 65
3 ポーゼン州議会議事録 68
3―1 ポーランド語のステータスをめぐって 71
3―2 ニェゴレフスキの招請状問題 73
4 「文化言語」としてのポーランド語 75
4―1 ポーランドの ほか
商品詳細
- 出版社名
- 三元社
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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