戦後初期日産労使関係史 生産復興路線の挫折と人員体制の転換
発売日:2024年3月
- ページ数
- 376p
- ISBN
- 978-4-623-09712-8
- 著者情報
- 吉田 誠(ヨシダ マコト)
1964年香川県生まれ。現在、立命館大学産業社会学部教授
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商品説明
本書は、全自日産分会の活動を取り上げ、戦後初期の日産における労使関係や人員体制の展開過程を検証し、日本的雇用慣行の淵源を示す。また、従来の研究で自明視されてきた男性本工主義という認識枠組みからの脱却を目指し、女性労働者の自動車生産の現場からの排除や非正規労働者(臨時工)の登場とその定着過程を検証することで、この時期がその後形成される日本的な人員体制の起点となっていることを明らかにする。
本書は全自日産分会の活動を取り上げ、戦後最初期の日産における労使関係や人員体制の展開過程を検証し、現代的雇用関係の淵源を示す。従来研究で自明視されてきた男性本工主義という認識枠組みを脱し、戦後直後に大量に存在していた女性労働者が生産現場からいかに排除されていったかを丁寧に検証することで、この時期がその後形成される日本的雇用の起点となっていることを明らかにする。
目次
凡 例
序 章 戦後初期労使関係に対する分析視座
1 企業別組合と日本的雇用慣行
2 日産の労使関係に関する先行研究
3 男性本工主義を超えて
4 本書の構成
5 本書で用いた資料について
第I部 戦後初期における労使関係の展開
第1章 日産重工業従業員組合の結成
1 工員による組織化
2 社工員一本化に向けた動き
3 社工員一本化とその効果
4 スライディング・プール制の導入と基本給改定の挫折
5 産業報国会の経験と組合結成
6 小 括
第2章 経営協議会の設置と初期労使関係の変転
1 組合結成から労働協約締結まで
2 労働協約と経営協議会との関係
3 経営協議会と日産再建特別委員会の設置
4 十一月闘争の経緯
5 十一月闘争以降の経営再建の方向性
6 職能委員会と危機突破本部の設置
7 重役不信任問題と社長交代
8 小 括
第3章 全自動車準備会の結成と運動方針の展開――産業復興への取り組みから「生産復興闘争」へ
1 全自準結成前史
2 全自準の結成と生産復興運動への取り組み
3 業種別平均賃金の軋轢と全自準の方針転換
4 産別会議における生産復興闘争のダブル・ミーニング
5 全自準拡大中央委員会での議論
6 小 括
第4章 生産復興運動と労使関係の動揺――1947年後半期を中心に
1 日産の経営危機と生産復興運動の取り組み
2 賃上げをめぐる攻防
3 生産復興路線下での配置転換
4 小 括
第5章 1948年の労働協約改定
1 46年協約の特徴
2 会社による新労働協約案
3 関経協「労働協約に関する意見」(1946年11月)と会社案
4 会社案批判と中闘委案
5 1948年の労働協約
6 小 括
第6章 生産復興闘争から防衛闘争へ
1 職場生産復興闘争と残業問題
2 暫定賃金制度
3 経済九原則下での賃金問題
4 残業問題をめ ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 現代社会政策のフロンティア 17
- 出版社名
- ミネルヴァ書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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