近世後期の大名家格と儀礼の政治史
発売日:2024年2月
- ページ数
- 354,9p
- ISBN
- 978-4-7842-2073-1
- 著者情報
- 篠〓 佑太(シノザキ ユウタ)
1988年、東京都生。2019年、中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。東京都公文書館史料編さん係専門員を経て、現在宮内庁書陵部研究職および中央大学兼任講師
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商品説明
近世後期から幕末期にかけて、「内憂外患」の政治状況下で幕藩関係はいかなる変容を遂げたのか。本書では、大名家格のひとつである殿席と、御目見などの殿中儀礼との関係を分析することで、その実態を追究する。とくに将軍家ゆかりの諸大名が控える大廊下下之部屋に着目し、同席をめぐって行われる幕府と大名たちとの政治的駆け引き、およびその影響を検討した。またペリー来航後、大廊下席の諸大名が政治的に急浮上していく過程や、幕府が諸大名をどのように遇したのかを、幕末期に将軍の拠点となる二条城・大坂城での殿中儀礼の具体的な様相とともに明らかにし、「衰微する御威光」の真相を探る。
近世後期から幕末期にかけて、「内憂外患」の政治状況下で幕藩関係はいかなる変容を遂げたのか。
本書では、大名家格のひとつである殿席と、御目見などの殿中儀礼との関係を分析することで、その実態を追究する。とくに将軍家ゆかりの諸大名が控える大廊下下之部屋に着目し、同席をめぐって行われる幕府と大名たちとの政治的駆け引き、およびその影響を検討した。
またペリー来航後、大廊下席の諸大名が政治的に急浮上していく過程や、幕府が諸大名をどのように遇したのかを、幕末期に将軍の拠点となる二条城・大坂城での殿中儀礼の具体的な様相とともに明らかにし、「衰微する御威光」の真相を探る。
目次
序 章
一 本書の目的
二 先行研究の整理と課題
三 本書の分析視角と課題
四 本書の構成
第一部 近世後期における大名殿席の展開
第一章 近世中期の幕藩関係と政治交渉―福井藩松平家の家格上昇運動を事例に―
はじめに
一 松平宗矩の養子縁組をめぐる交渉
二 一橋徳川家の後見と松平家の家格上昇
三 松平重富の養子入りと家格上昇運動
おわりに
第二章 十八世紀後期における大名家の家格の変化―福岡藩黒田家を事例に―
はじめに
一 黒田治之の養子入りと家格の変化
二 黒田斉隆の養子入りと家格の変化
三 斉隆の死去と一橋徳川家の後見
おわりに
補 論 寛政期の江戸城殿中と殿席―幕府目付による「御座敷内通路」をめぐって―
はじめに
一 十八世紀後期の江戸城殿中
二 寛政二年の目付の問題意識と評議
三 寛政十年の殿中通路の増補
おわりに
第三章 文政・天保期における大名家の家格上昇と集団化―大廊下席大名を中心に―
はじめに
一 将軍家からの養子入りと家格の変化
二 天保改革と大廊下席大名家の集団化
おわりに
第四章 嘉永期における御家相続と家格―川越藩松平家を事例に―
はじめに
一 松平誠丸の相続と家格
二 八郎麿の川越藩松平家相続
おわりに
第二部 幕末期の幕府政治と大廊下席大名の政治参加
第五章 嘉永期における徳川斉昭「参与」の実態と影響
はじめに
一 徳川斉昭「参与」の概要
二 徳川斉昭「参与」の実態
三 徳川斉昭「参与」の影響
おわりに
第六章 安政四年における大廊下席大名の政治動向―「同席会議」の上申書提出をめぐって―
はじめに
一 安政期大廊下席大名の交際
二 大廊下席による同席会議の発端
三 大廊下席大名による同席会議とその影響
四 その後の大廊下席同席会議
五 同席会議の議論と関心
おわりに
< ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 30s
- 出版社名
- 思文閣出版
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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