SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望

河原梓水/著

発売日:2024年5月

  • SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望
  • SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望
ページ数
403p
ISBN
978-4-7872-1058-6

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商品説明

サディズム、マゾヒズム、フェティシズム、同性愛や異性装などのセクシュアリティをもつ人々が集った雑誌「奇譚クラブ」は、「その表紙に触れるだけでも戦慄が走る一種危険な雑誌」「戦後の裏文化の帝王」などと語られ名前だけは広く知られてきたが、雑誌の特色や内容に関する本格的な研究がなされてこなかった。

本書では、「奇譚クラブ」を含めた1950年代の戦後風俗雑誌7誌を全号通覧のうえ、類似雑誌の系譜・模倣関係を検証、「奇譚クラブ」の史料的特質とその重要性を浮き彫りにする。

吾妻新、沼正三、土路草一、古川裕子という4人の「奇譚クラブ」作家/思想家に着目する。戦後民主主義・近代化の潮流のなかで、サディスト・マゾヒストを自認した人々は、支配と暴力をめぐる欲望について何を考え、どう語ったのか。「家畜人ヤプー」「夜光島」などのポルノ小説やエロティックな告白手記から、主体性、自立、同意、愛をめぐる論点を取り出し、近代的な人間性をめぐる規範の限界をあぶり出す。

サディズム、マゾヒズム、フェティシズム、同性愛や異性装などのセクシュアリティをもつ人々が集った雑誌「奇譚クラブ」は、「その表紙に触れるだけでも戦慄が走る一種危険な雑誌」「戦後の裏文化の帝王」などと語られ名前だけは広く知られてきたが、雑誌の特色や内容に関する本格的な研究がなされてこなかった。

本書では、「奇譚クラブ」を含めた1950年代の戦後風俗雑誌7誌を全号通覧のうえ、類似雑誌の系譜・模倣関係を検証、「奇譚クラブ」の史料的特質とその重要性を浮き彫りにする。

吾妻新、沼正三、土路草一、古川裕子という4人の「奇譚クラブ」作家/思想家に着目する。戦後民主主義・近代化の潮流のなかで、サディスト・マゾヒストを自認した人々は、支配と暴力をめぐる欲望について何を考え、どう語ったのか。「家畜人ヤプー」「夜光島」などのポルノ小説やエロティックな告白手記から、主体性、自立、同意、愛をめぐる論点を取り出し、近代的な人間性をめぐる規範の限界をあぶり出す。

※お届け日が変更になりました
4月25日→5月14日

目次

第1部 史料論―戦後風俗雑誌研究序論(問題の所在と本書の視角
第一世代雑誌―「奇譚クラブ」「人間探究」「あまとりあ
第二世代雑誌と弾圧―「風俗草紙」以後)
第2部 善良な市民になる(病から遊戯へ―サディズムの近代化・脱病理化
“告白”という営み―セクシュアリティの生活記録運動
吾妻新と沼正三のズボン・スラックス論争
補論1 作家の実名(1)吾妻新(村上信彦)―戦後の民主的平等論者の分身)
第3部 社会に抗する思想(マゾヒズムと戦後のナショナリズム―沼正三「家畜人ヤプー」
補論2 作家の実名(2)沼正三(倉田卓次)―『家畜人ヤプー』騒動解読
家畜の生と人間の身体―土路草一「潰滅の前夜」「魔教圏No.8」
近代性を否定する―古川裕子「囚衣」とマゾヒストの愛)

商品詳細

出版社名
青弓社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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