センスの哲学
発売日:2024年4月
- ページ数
- 251p
- ISBN
- 978-4-16-391827-3
- 著者情報
- 千葉 雅也(チバ マサヤ)
1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。『動きすぎてはいけない―ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、『デッドライン』(第41回野間文芸新人賞)、「マジックミラー」(第45回川端康成文学賞、『オーバーヒート』所収)、『現代思想入門』(新書対象2023)など著作多数
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商品説明
これは「センスが良くなる本」です。というのは、まあハッタリだとして、ものを見るときの「ある感覚」を説明したいと思います。生活と芸術をつなぐ万人のための方法。
服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。
何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか?
音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。
フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。
哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生!
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さて、実は、この本は「センスが良くなる本」です。
と言うと、そんなバカな、「お前にセンスがわかるのか」と非難が飛んでくるんじゃないかと思うんですが……ひとまず、そう言ってみましょう。
「センスが良くなる」というのは、まあ、ハッタリだと思ってください。この本によって、皆さんが期待されている意味で「センスが良くなる」かどうかは、わかりません。ただ、ものを見るときの「ある感覚」が伝わってほしいと希望しています(「はじめに」より)。
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◆著者プロフィール
千葉雅也(ちば・まさや)
1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、『勉強の哲学――来たるべきバカのために』、『アメリカ紀行』、『デッドライン』(第41回野間文芸新人賞)、「マジックミラー」(第45回川端康成文学賞、『オーバーヒート』所収)、『現代思想入門』(新書大賞2023)など著書多数。
目次
はじめに 「センス」という言葉
直観的にわかる
センスと文化資本
人間とは「余っている」動物である
センスの良し悪しから、その彼方へ
第一章 センスとは何か
感覚と思考
「選ぶセンス」から出発する
センスが無自覚な状態
上手い/下手から、ヘタウマへ
センスが無自覚な部屋
センスとはヘタウマである
土俵自体を変えてしまう
モデルの再現から降りること、AIの「学習」
第二章 リズムとして捉える
意味から強度へ
形も味もリズムである??スタンドライトと餃子
複数の流れを「多重録音」のように捉える
最小限のセンスの良さ??リズムの面白さに気づく
気軽にできるモダニズム
ラウシェンバーグと餃子
第三章 いないいないばあの原理
リズムに乗ること
うねりとビート
物語と「欠如」
いないいないばあの原理
サスペンス=いないいないばあ
日常のサスペンス
第四章 意味のリズム
大きな意味から小さな意味へ
人生の多面性
モダニズム、フォーマリズム
感動を半分に抑え、ささいな部分を言葉にする
意味とは何か??近い/遠い
AIと人間??ChatGPTから考える
対立関係とリズム
意味のリズム
感動は二つある??大まかな感動と構造的感動
エンターテイメントと純文学
前半のまとめ
第五章 並べること
映画の「ショット」と「モンタージュ」
よくわからないモンタージュの面白さ
予測誤差の最小化
それでも人はサスペンスを求める??予測誤差と享楽
「何をどう並べてもいい」ということ
つながるかどうかは設定次第
第六章 センスと偶然性
「全芸術」で考える
美と崇高??偶然性にどう向き合うか
「作ろうとする」から「結果的にできる」へ
届かないズレと超過するズレ
自分に固有の偶然性
第七章 時間と人間
芸術とは時間をとること
ベルクソンの時間論
可能性の溢れを限定する
人間の多様性
目的志向と芸術的 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 文藝春秋
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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