阿部次郎ルネサンス 研究の新地平

  • 阿部次郎ルネサンス 研究の新地平
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ページ数
278p
ISBN
978-4-8315-1663-3
著者情報
曽根原 理(ソネハラ サトシ)
1961年東京都生まれ。博士(文学)東北大学。東北大学学術資源研究公開センター(史料館)助教。中世・近世日本思想史

伴野 文亮(トモノ フミアキ)
1989年静岡県生まれ。博士(社会学)一橋大学。鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター特任准教授。19世紀日本史、書籍文化史

仁平 政人(ニヘイ マサト)
1978年茨城県生まれ。博士(文学)東北大学。東北大学大学院文学研究科准教授。日本近現代文学

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商品説明

『三太郎の日記』の著者として大正教養主義を牽引し、半世紀以上も日本の青年に多大な影響を与え続け、哲学・美学から日本文化研究まで幅広い業績を残した阿部次郎(1883‐1959)―“教養教育”が危機に瀕している現在、人文学“知の巨人”ともいうべき阿部について、東北帝国大学教員時代を中心に、学者としての思想や活動のみならず、教育者や家族としての側面まで、多様なアプローチからその人物研究をさらに押し開く―

夏目漱石門下の作家・阿部次郎(1883-1959)は1960年代まで若者に読まれつづけたロングセラー『三太郎の日記』を著し、大正教養主義を牽引した。欧州留学後、東北帝国大学教授として人文学の礎を築いた阿部の業績は芭蕉からゲーテ、万葉集から江戸芸術まで多岐にわたる。東北大学史料館には阿部の書簡約4000点が寄託され、整理・目録作成が進行中である。2022年10月に行われた東北大学文学部主催のシンポジウムの内容を中心に、近世古書画から能楽に至る阿部の日本文化研究を再検討する。

目次

はじめに  伴野 文晃・仁平 政人
I 総論
第1章 阿部次郎と人文学の未来  野家 啓一
第2章 散歩する<三太郎> ― 阿部次郎の思想と表現  仁平 政人
第3章 教育者・阿部次郎と門下生  伴野 文晃
◆コラム1 喪の作業と「煩悶の時代」、或いは阿部次郎と心霊主義  茂木 謙之介
II 各論
第4章 阿部次郎の「感情移入説」と夏目漱石の文学理論 ― 《投影》《表現》《同情》《没入》による文藝の内在的理解  木戸浦 豊和
第5章 「文芸批評の標準」の変動を導いたもの ― 阿部次郎と竹内仁の「人格主義論争」を再考する  田中 祐介
◆コラム2 「大正の青年」としての竹内仁  田中 祐介
第6章 『徳川時代の芸術と社会』の執筆背景について ― 浮世絵の評価からみる阿部次郎の「恋愛」論とその苦悩  杉本 欣久
◆コラム3 永井荷風と阿部次郎における浮世絵観  エレナ・ファブレッティ
◆コラム4 阿部次郎の遊廓論とその影響  高木 まどか
第7章 帝大総長官選問題に対するマスメディアと知識人の反応の一端 ― 阿部次郎宛津村秀夫書簡を例として  菅野 葉月
第8章 阿部次郎と阿部和子 ― 左傾化する長女と父との確執を中心に  岡安 儀之
第9章 戦時下・晩年の能楽研究  小嶋 翔
おわりに  曽根原 理
阿部次郎著作年表/あとがき

商品詳細

出版社名
ぺりかん社
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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