『歌枕名寄』継承と変遷 研究編資料編
発売日:2024年2月
- ページ数
- 529p
- ISBN
- 978-4-7576-1089-7
- 著者情報
- 樋口 百合子(ヒグチ ユリコ)
大阪府生まれ。奈良女子大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所古代学・聖地学研究センター協力研究員
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商品説明
『歌枕名寄』は3000近い地名と7000首を超える証歌を収載した中世最大の名所歌集。地名や証歌に豊富な注を加味した、歌枕辞典ともいうべき歌集でもあり、後の名所歌集に多大な影響を与えた。研究編第一部では写本九本を調査し、特徴や所収万葉歌の特質について論述。第二部では『歌枕名寄』中の歌集のうち『五代集歌枕』と『古来歌合』を取り上げ、特に『古来歌合』については、成立年代・編集の意図などを考察。『歌枕名寄』だけでなく『夫木和歌抄』他に残る『古来歌合』を拾遺し一覧した。第三部では『歌枕名寄』と『夫木和歌抄』中の万葉歌を、長歌を中心に分析・考察、散佚非仙覚本が大量に残存することを明らかにし、万葉集訓点史に新たなる地平を見出した。資料編では、三室戸寺本、大同本、田中本、毛利本、雕蟲居写本の貴重な五写本を翻刻。巻末に翻刻資料の初句索引及び地名索引を付す。
中世最大の名所歌集『歌枕名寄』の写本9本について調査、その変遷と継承について考察し、うち5本を翻刻収載した。さらに所収万葉歌から散佚仙覚本の一端について明らかにする。初句索引、地名索引付。
目次
例言
序章―歌枕の成立と展開―
一 歌枕の成立―飛鳥川の変容―
二 名所歌集の誕生―『能因歌枕』から『八雲御抄』まで―
三 歌枕の意義―名所歌集に学ぶ―
四 『歌枕名寄』の継承と変遷
五 本書の構成
研究編
第一部『歌枕名寄』諸写本の性格
第一章 三室戸寺蔵本
一 はじめに
二 脱簡の状況
三 目録―地名の排列と増補―
四 歌数と歌の排列
五 所収万葉歌の特質
六 おわりに
第二章 内藤記念くすり博物館蔵大同薬室文庫本
一 はじめに
二 歌数の比較
三 地名の出入りの比較
四 所収万葉歌の特質
五 おわりに
第三章 対馬歴史民俗資料館蔵宗家文庫本の性格
一 はじめに
二 国名と地名
三 地名の排列
四 地名の増補と細字補入
五 集付
六 所収万葉歌の特質
七 おわりに
第四章 対馬歴史民俗資料館蔵宗家文庫本の特質
一 はじめに
二 宗家本のみにある万葉歌
三 集付と作者名表記
四 所収万葉歌の変容
五 謡曲の影響
六 おわりに
第五章 国立歴史民俗博物館蔵田中穣氏旧蔵本
一 はじめに
二 田中本は非流布本系統か
三 田中本と『夫木和歌抄』
四 所収万葉歌の特質
五 東歌
六 おわりに
第六章 明治大学図書館蔵毛利家旧蔵本
一 はじめに
二 毛利本は抄出本か
三 毛利本の増補
四 所収万葉歌の特質
五 毛利本の独自性
六 おわりに
第七章 酒田市立光丘文庫蔵本
一 はじめに
二 光丘本『歌枕名寄』
三 池田玄斎の見た『歌枕名寄』
四 筆者池田玄斎
五 おわりに
第八章 井上宗雄博士旧蔵本
一 はじめに
二 井上本と木村騏道
三 歌数・地 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 研究叢書 566
- 出版社名
- 和泉書院
- サイズ
- 27cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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