変動帯の文化地質学

鈴木寿志/編集代表

発売日:2024年2月

  • 変動帯の文化地質学
  • 変動帯の文化地質学
ページ数
557p
ISBN
978-4-8140-0516-1
著者情報
鈴木 寿志(スズキ ヒサシ)
秋田県出身の父と鹿児島県出身の母との間に横浜市で生まれるが、幼少期は主に愛知県碧南市と安城市で過ごす。1991年山口大学大学院理学研究科修士課程修了、1995年京都大学大学院理学研究科後期博士課程修了、博士(理学)。地質調査グループGEOTEC地質部、山形大学理学部地球環境学科助手、オーストリー国レオーベン大学研究助手、大阪学院大学非常勤講師を経て、2008年大谷大学文学部専任講師。現在大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科教授、文化地質研究会会長

伊藤 孝(イトウ タカシ)
宮城県生まれ。1987年山形大学理学部地球科学科卒業、1989年筑波大学大学院理工学研究科修士課程修了、1993年筑波大学大学院地球科学研究科修了、博士(理学)。筑波大学研究協力課協力部準研究員、茨城大学教育学部助教授・准教授を経て、茨城大学教育学部教授

高橋 直樹(タカハシ ナオキ)
山形県生まれ。1984年山形大学大学院理学研究科修士課程修了、2009年金沢大学大学院自然科学研究科博士課程(社会人枠)修了、博士(理学)。1984年より千葉県教育庁文化課博物館準備室を経て、1989年の開館と同時に千葉県立中央博物館に勤務。現在、同館上席研究員

川村 教一(カワムラ ノリヒト)
兵庫県生まれ。2003年大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程修了、博士(理学)。公立高等学校教諭、秋田大学教育文化学部准教授・教授を経て、現在兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科・兵庫県立コウノトリの郷公園ジオ研究部長、日本地学教育学会会長、文化地質研究会会員

田口 公則(タグチ キミノリ)
東京都生まれ。1993年鹿児島大学大学院理学研究科修士課程修了、1993年青年海外協力隊地質学隊員(ヨルダン国)派遣。1997年より神奈川県立生命の星・地球博物館に勤務

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商品説明

すべては、地質の上に成る―。地震や火山などの災害と隣り合わせで生きる日本人にとって、地質は自然環境の基盤としてのみならず精神文化の基盤としても相即不離な存在である。環状列石や城郭石垣の材料として、仏教や自然崇拝の信仰の対象として、文学の題材として、観光・教育のテーマとして、様々な形で日本人の精神文化を築いてきた石の文化を、地質学の視点で描き出す。

すべては,地質の上に成る??。地震や火山などの災害と隣り合わせで生きる日本人にとって,地質は自然環境の基盤としてのみならず精神文化の基盤としても相即不離な存在である。環状列石や城郭石垣の材料として,仏教や自然崇拝の信仰の対象として,文学の題材として,観光・教育のテーマとして,様々な形で日本人の精神文化を築いてきた石の文化を,地質学の視点で描き出す。

目次

序論 文化地質学の提唱と発展[鈴木 寿志]
 文化地質学の提唱
 日本の文化地質学の始動
 日本の文化地質学の発展
 文化地質学的先行研究
 改めて文化地質学とは
 おわりに

第I部 石材利用の歴史と文化

第1章 城の石垣・石材から見えること[先山 徹]
 はじめに
 城の石垣を見るときの基本
 地域特有の石材からなる山城の石垣
 山城の形態を変えた安土城
 名城が多い平山城
 天下普請による城の石垣──大坂城
 おわりに

第2章 山形城の石垣石はどこから集めたのか[大友 幸子]
 はじめに
 二ノ丸土塁の石垣石材
 岩種別の石垣石材の記載
 山形城周辺の地形・地質の特徴
 山形城の石垣の石材はどこから集めたのか
 おわりに

第3章 庶民の石,権力の石──神奈川県の石材から[田口 公則]
 はじめに
 神奈川の地質と石の利用
 堆積岩と火成岩,すなわち軟石と堅石
 各地の裏山に石切場を探す
 おわりに

第4章 シシ垣──人と野生動物を隔てる石の砦[筬島 聖二]
 はじめに
 シシ垣とは
 伝統的なシシ垣
 シシ垣の紹介
 おわりに

第5章 「石なし県」千葉における石材利用[高橋 直樹・赤司 卓也]
 はじめに
 千葉県の地質概要
 石造物に使用される石材
 建築物に使用される石材
 おわりに

第6章 近代建築物に利用された国産石材[乾 睦子]
 はじめに
 片端から調べた理由
 代表的な国産石材産地と建築
 日本の近代石材産業の歴史
 石材産地になる条件
 日本の石材産業の特徴
 おわりに──変動帯の地質の影響

第7章 なぜ「花崗岩」のことを「御影石」と呼ぶのか
    ──土石流がもたらした銘石[先山 徹]
 はじめに──花崗岩と御影石
 御影石についての記録
 花崗岩の流通
 なぜ「御影石」が多く流通したのか
 おわりに──土石流がもたらした銘石

第II部 ほか

商品詳細

出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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