楷書の秘密 「字様」が発見されるまで
発売日:2024年2月
- ページ数
- 196p
- ISBN
- 978-4-585-38005-4
- 著者情報
- 西原 一幸(ニシハラ カズユキ)
1947年生まれ。金城学院大学名誉教授。専門は中国・日本の古代辞書
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商品説明
五万字以上もある楷書の字形が、乱れることなく現代まで保たれ続けているのはなぜか―。類似する楷書を広く弁別するために編纂された典籍「字様」。字書とは異なる性格・構成をもつそれは、科挙制度とも深く結びつきながら楷書字形のあるべき姿を決めていった。筆者の発見した典籍『正名要録』『群書新定字様』の精査から浮かんでくる「字様」という概念を紹介する。また『説文解字』の検討により、楷書の歴史を整理し、字体の規定の有り様を明らかにするとともに、「楷書」という東アジア漢字文化圏を支える文字体系の解明を目指す。
類似する楷書を広く弁別するために編纂された典籍「字様」。
字書とは異なる性格・構成をもつそれは、科挙制度とも深く結びつきながら楷書字形のあるべき姿を決めていった。
筆者の発見した典籍『正名要録』『群書新定字様』の精査から浮かんでくる「字様」という概念を紹介する。
また『説文解字』の検討により、楷書の歴史を整理し、字体の規定の有り様を明らかにするとともに、「楷書」という東アジア漢字文化圏を支える文字体系の解明を目指す。
目次
一 一九七〇年代までの研究状況
一、楷書の秘密
二、楷書とは何か
三、六朝の楷書―異体字の横行
四、『干禄字書』の謎
五、『五経文字』の謎
六、『中國字書史の研究』
二 新資料の出現 一
一、新資料『正名要録』の出現
二、敦煌文書S・388番写本後半部に見える『正名要録』
三、『正名要録』の成書年代
四、新資料『S・388字様』の出現
五、『S・388字様』は『群書新定字様』か
三 『干禄字書』と『五経文字』は字様である
一、『干禄字書』は字書か
二、『五経文字』も字様である
四 隋・唐代の弁似体系と字様
一、『正名要録』に見える弁似体系
五 新資料の出現 二
一、敦煌出土『新商略古今字様撮其時要并引正俗釋』残巻
二、 本書の標字配列の原則
三、『新商略古今字様撮其時要并引正俗釋』とは何か
teatime スタインとペリオの話をしよう。
六 『干禄字書』の威力
一、顔元孫と顔真卿
二、『干禄字書』の正俗の概念はどこから来たのか
七 石経が採用される理由
一、『五経文字』と明経科
二、『五経文字』と『説文解字』
三、なぜ漢字字形は一点一画の違いを保持できているのか
八 開成石経と『五経文字』
一、開成石経とは何か
二、随唐代の字体規範はいくつあったのか
九 『正名要録』と『顔氏家訓』
一、顔之推撰『顔氏家訓』
二、『正名要録』の字体規範
teatime どうですか、面倒くさいでしょう。文章にして説明するとこんなに面倒くさいことになります。
十 俗体とは何か―顔元孫と俗体の成立―
一、改めて俗体を問う
二、俗体とは何か
三、俗体の先蹤
十一 開成石経と唐玄度撰『新加九経字様』―石経字形はどのようにして決められたか―
一、開成石経
二、国子監牒文
三、牒文となった唐玄度状
四、石刻の決定
五、石経刻石までの経緯
六、石経創立の意図
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勉誠社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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