道元の哲学 『正法眼蔵』を読み解く
発売日:2024年3月
- ページ数
- 268,6p
- ISBN
- 978-4-623-09653-4
- 著者情報
- 小坂 国継(コサカ クニツグ)
1943年中国張家口生まれ。現在、日本大学名誉教授。文学博士(早稲田大学)
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商品説明
道元の『正法眼蔵』で取り上げられるテーマは、真理・実在・心・自然・時間・生死・因果・修行・証悟など多領域にわたっているが、結局のところ、「自己とは何か」すなわち「父母未生以前の本来の面目は何か」という問題に集約される。道元は「覚」“さとり”の境位から現実の世界を「仏性」自身のあらわれとして、いいかえれば無差別・平等の真実そのものの世界として描き出す。本書において、仏教的というよりもむしろ日本的ともいうべき道元思想の精髄が、親鸞・本居宣長・西田幾多郎等の思想との比較・対照において余すところなく示される。
目次
まえがき
序 章 道元の哲学と『正法眼蔵』
1 道元の生涯
2 「弁道話」と天台本覚思想
3 道元の哲学の性格
第一章 真理論――「現成公案」を読み解く
1 「現成公案」とは何か
2 諸法の仏法なる時節
3 自己をはこびて万法を修証するを迷とす
4 身心を挙して色を見取し、声を聴取する
5 仏道をならふといふは、自己をならふなり
6 人、はじめて法をもとむるとき
7 たき木、灰となる
8 人のさとりをうる、水に月がやどるがごとし
9 身心に法いまだ参飽せざるには
10 以水為命、以空為命
11 得一法通一法、遇一行修一行
12 風性常住、無処不周
第二章 実在論――悉有は仏性なり
1 仏性とは何か
2 汝無仏性――道信と弘忍の仏性問答
3 嶺南人無仏性――弘忍と慧能の仏性問答
4 人有南北、仏性無南北
5 趙州狗子話(一)――狗子無仏性
6 趙州狗子話(二)――狗子有仏性
7 蚯蚓斬為両段話
第三章 時間論――有時の而今
1 有と時
2 有時高々峰頂立、有時深々海底行
3 われを排列しおきて尽界とせり
4 仏法をならはざる凡夫の時節
5 三頭八臂は、きのふの時なり、丈六八尺はけふの時なり
6 有時に経歴の功徳あり
7 ねずみも時なり、とらも時なり
8 おほよそ?籠とどまらず有時現成なり
第四章 自然観
1 自己と自然
2 而今の山水は古仏の道現成なり
3 青山常運歩
4 聞渓悟道の因縁
5 庭前栢樹子
6 水中の月の如し
7 清浄本然、云何忽生山河大地
第五章 生死観
1 生と死
2 諸仏の大道
3 生死は仏性の大機大用である
4 生と我、舟と人
5 生也全機現、死也全機現
6 生死の中に仏あれば生死なし
7 生死は仏の御いのちなり
終 章 道元と西田幾多郎、あるいは日本の哲学
1 道元と西田幾多郎
2 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- Minerva21世紀ライブラリー 94
- 出版社名
- ミネルヴァ書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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