サルトル「特異的普遍」の哲学 個人の実践と全体化の論理

竹本研史/著

発売日:2024年2月

  • サルトル「特異的普遍」の哲学 個人の実践と全体化の論理
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ページ数
434,24,7p
ISBN
978-4-588-15134-7
著者情報
竹本 研史(タケモト ケンジ)
1977年愛知県生まれ。2005年パリ第10大学大学院「認識と文化」研究科DEA(博士論文提出資格)課程「哲学と都市」専攻修了。2010年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(小地域フランス)博士課程単位取得満期退学。2011年パリ第8大学大学院「意味の実践と理論」研究科博士課程満期退学。現在:法政大学人間環境学部教員。博士(学術)。専門:社会哲学・思想史、フランス語圏文学、フランス語圏地域文化研究

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商品説明

時代との格闘、個と集団と歴史の思考。サルトルの後期主要概念である「特異的普遍」。時代の刻印を明確にとどめたこの概念に宿る哲学的潜在力とはどのようなものか。冷戦下、マルクス主義との伴走過程で生まれ、集団や権力、社会運動への原理的考察を展開した大著『弁証法的理性批判』を中心に分析し、対他関係の探究から、スターリン主義批判や加藤周一の知識人論までを視野に、特異性と普遍性をめぐるダイナミズムを多面的に捉えた労作。

サルトルの後期主要概念である「特異的普遍」。時代の刻印を明確にとどめたこの概念に宿る哲学的潜在力とはどのようなものか。冷戦下、マルクス主義との伴走過程で生まれ、集団や権力、社会運動への原理的考察を展開した大著『弁証法的理性批判』を中心に分析し、対他関係の探究から、スターリン主義批判や加藤周一の知識人論までを視野に、特異性と普遍性をめぐるダイナミズムを多面的に捉えた労作。

目次

序 章

1 問題設定
2 本書の構成

第I部 個人の実践と対他関係

第1章 「弁証法的理性」と「分析的理性」──サルトルにおける個人の実践と自由

1 「弁証法的理性」の方法
   (A)「分析的理性」としてのマルクス主義批判
   (B)「弁証法的理性」とヘーゲルの影
2 個人の実践と全体化
3 デカルト的自由、サルトル的自由
   (A)自由と必然性
   (B)デカルトと絶対的自律性

第2章 サディズムとマゾヒズム──サルトルにおける他者からのまなざしと他者への性的態度について

1 他者からの「まなざし」
2 「愛」をめぐる問題の所在
3 「愛」と「マゾヒズム」
4 「性的欲望」と「サディズム」

第3章 暴力と要求──サルトルのモラル論における祈りと呼びかけ

1 二重の祈り
   (A)「祈り」と「まなざし」
   (B)ボードレールにおける「二重の請願」
   (C)『悪魔と神』における「挫折」
2 無力な情況
3 相互の約束としての「呼びかけ」

第II部 個人の実践と集団統合

第4章 サルトルと共産党──「唯物論と革命」から『方法の問題』へ

1 唯物論的神話と革命の哲学
2 共産主義に最接近するサルトル
3 ハンガリー動乱以後

第5章 稀少性と余計者──サルトルにおける「集列性」から「集団」への移行

1 「稀少性」とは何か
2 労働と階級
3 「余計者」から特異な個人へ

第6章 特異な諸個人の実践と集団形成の論理(I)──「溶融集団」における「第三者」と「統治者」

1 「第三者」の存在
2 理念としての「溶融集団」
3 自由と複数性

第7章 特異な諸個人の実践と集団形成の論理(II)──「存続集団」と「専 ほか

商品詳細

出版社名
法政大学出版局
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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