中世前期説話文学の研究
発売日:2024年2月
- ページ数
- 338p
- ISBN
- 978-4-7576-1082-8
- 著者情報
- 鈴木 和大(スズキ カズヒロ)
1992年神奈川県生まれ。現在、二松学舎大学非常勤講師、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校非常勤講師
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商品説明
中世説話を文学、和歌、音楽から多様かつ重層的に考察。中世に成立した『宇治拾遺物語』と『古事談』を取り上げ、密接した関係にありながら異なる性格の両書について、作品全体に関わる問題と個々の説話を、史実と伝承を検証しながら考察する。第一部では『宇治拾遺物語』の和歌説話や盗賊袴垂や大太郎の説話について、第二部では『古事談』の方法を再確認し、通説であった『今鏡』との直接関係説を否定するなど、多様かつ重層的に中世前期の説話文学について論じる。
中世説話を文学、和歌、音楽から多様かつ重層的に孝察
中世に成立した『宇治拾遺物語』と『古事談』を取り上げ、密接した関係にありながら異なる性格の両書について、作品全体に関わる問題と個々の説話を、史実と伝承を検証しながら考察する。第一部では『宇治拾遺物語』の和歌説話や盗賊袴垂や大太郎の説話について、第二部では『古事談』の方法を再確認し、通説であった『今鏡』との直接関係説を否定するなど、多様かつ重層的に中世前期の説話文学について論じる。
目次
はじめに
第一部 『宇治拾遺物語』の研究
第一章 『宇治拾遺物語』の序文―研究史概観―
一 はじめに
二 序文をめぐる研究史
三 序文の内容
四 序の解釈をめぐって―まとめに代えて―
第二章 『宇治拾遺物語』の伝承圏―第七九話を例として―
一 はじめに
二 僧の肉食説話をめぐって
三 氷魚と氷魚使―本話の伝承経路と伝承圏―
四 「所」の性質―まとめに代えて―
第三章 和歌と樵夫―第四〇話の「場」―
一 はじめに
二 樵夫と山守
三 素材としての樵夫
四 第四〇話の場―まとめに代えて―
《別表 樵夫歌一覧表》
第四章 藤六と樵夫―第一四七話の和歌をめぐって―
一 はじめに
二 『藤六集』について
三 藤原輔相について
四 藤六か樵夫か―第一四七話および該歌の解釈―
五 曽丹と藤六の重なり―まとめに代えて―
第五章 大太郎と袴垂―第三三話の表現と特質―
一 はじめに
二 大太郎説話と袴垂説話―冒頭部以降の類似表現―
三 三回繰り返しと「あまたたび」―表現の位相―
四 語りの信憑性と「獄」という場
五 おわりに―『宇治拾遺物語』の表現―
附 章 源隆国と平等院―『教訓抄』巻第九より―
一 はじめに
二 本文上の問題―源隆国について―
三 太鼓の日形をめぐって
四 隆国の見た夢―龍宮と高陽院―
五 「治暦之比」の背景―平等院一切経会をめぐって―
六 おわりに―本話の淵源―
第二部 『古事談』の研究
第一章 『古事談』と『富家語』の関係―説話化の方法と研究史―
一 はじめに
二 『富家語』との比較
三 『古事談』の方法
四 異同から見えてくるもの―まとめに代えて―
第二章 『古事談』と『今鏡』の関係―直接関係説の否定―
一 はじめに
二 直接関係説の再検討(一)
三 直接関係説の再検討(二)
四 直接関係説の再検討(三)
五 『古事談』の文体
六 『今鏡』の素材
七 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 研究叢書 564
- 出版社名
- 和泉書院
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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