航西日記 パリ万国博見聞録 現代語訳

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ページ数
186p
ISBN
978-4-06-534839-0
著者情報
渋沢 栄一(シブサワ エイイチ)
1840年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)生まれ。家業の藍玉製造に携わり、論語も学ぶ。京都で一橋慶喜に仕え、1867年慶喜の実弟昭武のパリ万博視察に随行。帰国後、静岡藩、明治政府を経て経済人として第一国立銀行など約500の企業に関与。1931年没

杉浦 譲(スギウラ ユズル)
1835年、甲斐国(現在の山梨県)生まれの幕臣。通称は愛蔵。甲府勤番士ののち、江戸で外国奉行支配書物出役となる。1863年と67年に渡欧。維新後は明治政府に出仕し、郵便制度の確立などに努め、郵便切手の創始者として知られる。1877年没

大江 志乃夫(オオエ シノブ)
1928年、大分県生まれ。専門は日本近現代史。東京教育大学教授、茨城大学教授を務めた。2009年没

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商品説明

一八六七年、パリ万国博覧会に派遣された将軍徳川慶喜の弟・昭武に随行した、渋沢と杉浦による旅の記録。植民地化するアジア、パリの壮観な凱旋門、ナポレオン三世や各国の国王への謁見、一万人が働くベルギーの製鉄所、イギリスの銀行での厳密な貨幣製造と、新聞社の精巧な印刷機。彼らの好奇心が、近代日本経済の扉を開いていく。

1867(慶応3)年、パリ万国博覧会が開催された。日本が初めて参加した国際博覧会であり、幕府は徳川慶喜の弟である昭武を公使として派遣した。使節団には幕臣となっていた渋沢栄一が随行。帰国後、渋沢は、外国奉行支配調役として同行した杉村譲(愛蔵)とともに、全6巻の詳細な渡欧記録をまとめ、1871年(明治4)に刊行した。
この記録には、フランスの繁栄を誇ったパリ万国博での見聞のほか、ナポレオン3世やイタリアのヴィットリオ・エマヌエレ2世、オランダ国王ウィレム3世ら欧州要人たちと徳川昭武の謁見、産業革命のただなかにあったイギリスの工業化や、政治・経済のシステムへの驚きなどが、生々しく描写されている。
従来、この日記は、渋沢の単著として扱われてきたが、近年の研究により、旅の前半を幕臣として同行し、後に明治政府の官僚となった杉村譲の日記と渋沢の日記から編纂・執筆されたものであることがわかってきた。こうした旧幕臣の体験と知識が、その後の近代化に大きく生かされたのである。
文庫化にあたっては、『世界ノンフィクション全集14』(筑摩書房、1961年)所収の大江志乃夫現代語訳を原本とし、「付録」として、一行の帰国の事情と帰国後の動向を記した、渋沢栄一談/小貫修一郎編著『渋沢栄一自叙伝』(渋沢翁頌徳会、1937年刊)の13章1節から4節までを収録した。

目次

第1章 上海から香港へ
第2章 インド洋を航して紅海へ
第3章 スエズをこえてパリに入る
第4章 パリ宮廷の社交
第5章 ロシア皇帝狙撃事件
第6章 パリ万国博覧会を見る
第7章 博覧会の褒賞式
第8章 博覧会における日本の評判
第9章 スイスおよびオランダを見る
第10章 ベルギーおよびイタリーを見る
第11章 マルタ島を巡歴
第12章 イギリス巡歴の旅
付録 『渋沢栄一自叙伝』より 王政復古と帰朝

商品詳細

シリーズ名
講談社学術文庫 2809
出版社名
講談社
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

注意事項

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