中国開発学序説 非欧米社会における学知の形成と展開
発売日:2024年1月
- ページ数
- 299p
- ISBN
- 978-4-588-64549-5
- 著者情報
- 汪 牧耘(オウ マキウン)
法政大学大学院国際文化研究科修士課程修了(国際文化)。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学)。専門は開発学、対外援助研究。特に中国や日本における国際開発の知的系譜を歴史資料と現地調査から浮き彫りにすることを試みている。現在、東京大学東洋文化研究所特任研究員、都留文科大学非常勤講師
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商品説明
かつての植民地支配や冷戦下の対外政策を歴史的背景として、欧米諸国による国際開発・援助事業を主に理論化してきた開発学は今、転換期を迎えている。経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、国際社会を結び直す開発学を打ち立てられるのか。中国における開発実践と学知形成の過程を辿り、新時代の開発学を展望する。
かつての植民地支配や冷戦下の対外政策を歴史的背景として、主にイギリス・アメリカによる低開発地域への国際開発・援助事業を理論化してきた開発学は今、新たな局面を迎えている。経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、脱中心的・多遍的な開発学を打ち立てられるのか。国内外の開発をめぐる中国の試行錯誤および理論・言説形成の過程を辿り、国際社会を結び直す新時代の開発学を展望する。
目次
はじめに
序章 なぜ中国の開発学なのか
第1節 開発言説の新興生産者の登場
第2節 中国の開発学の生成と変遷を問う
第3節 本書の全体に関わる説明
3?1 「開発学」という表記
3?2 本書に通底する視座
第4節 本書の構成
第I部 背景・課題・方法
第1章 開発言説の系譜と視点
第1節 開発と言説
第2節 開発言説を捉えるための4つの視点
2?1 言説を作り出す主体:知識の権力性
2?2 言説の異なる類型:その相克と越境
2?3 言語の生成と変遷:developmentへ批判的考察
2?4 現地の実践と言説の関係:取捨の力学
第3節 欧米における開発学の設立と言説形成
3?1 欧米における開発学の沿革
3?2 欧米主導の開発学への批判
第4節 本書の分析枠組み
第2章 中国の開発学を形づくる要素
第1節 政治:脅威論を打ち止める研究者の役割
1?1 中国をめぐるイメージのせめぎあい
1?2 研究者による「話語権」の強化
第2節 想像:西洋への葛藤に基づく世界像
2?1 中国の学術的営みを位置づける
2?2 中国の歴史と経験を位置づける
第3節 専門分野:開発研究の国内ブーム
3?1 開発研究に携わる主体の増加
3?2 専門分野の相対的な位置
第4節 残された課題と本書の特色
4?1 先行研究の到達点と課題
4?2 中国農業大学に着目する意味
第3章 調査手法と対象
第1節 歴史研究
第2節 ドキュメント分析
2?1 中国の開発学の設立と主要な言説
2?2 日本における開発知識の議論
第3節 現地調査・インタビュー
3?1 中国雲南省の「H実験」
3?2 中国貴州省の世銀融資事業
3?3 中国の対ラオス貧困削減援助事業
商品詳細
- 出版社名
- 法政大学出版局
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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