熊野・新宮の「大逆事件」前後 大石誠之助の言論とその周辺「増補版」

辻本雄一/著

発売日:2024年1月

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版数
増補版
ページ数
687p
ISBN
978-4-8460-2331-7
著者情報
辻本 雄一(ツジモト ユウイチ)
1945年和歌山県新宮市の生まれ。早稲田大学国文科卒。和歌山県南部の県立高校で国語科教師、特に母校の新宮高校では27年間勤務、『新高八十年史』(県立新宮高校同窓会刊)の編纂に関与。新宮市の県立みくまの養護学校校長を最後に定年退職。1989年、新宮市の佐藤春夫記念館開館に伴い、展示計画から係わり、同記念会の理事を歴任、退職後の2007年9月から館長。『新宮市史資料編』・『本宮町史』・『鵜殿村史』などの編集委員。作家中上健次が主宰して、1990年新宮に開講した熊野大学に、準備段階から運営委員として参画。2001年に設立された新宮市の「「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会」顧問。日本文学協会、日本社会文学会、初期社会主義研究会、大逆事件の真実をあきらかにする会などの会員、各機関雑誌に論文を発表

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商品説明

大石誠之助・新宮市“名誉市民”実現!

本書を推す!辻原登[作家]
大逆事件の「前夜」と「事件以後」が、豊富な資料と証言、犀利な分析によって正確・精細に描かれる。当時の新宮を中心とする時空間が生々と甦って来る。
すると、「事件」そのものではなく、「事件」の真実が姿を現わしはじめるのだ。事実ではなく、真実が。

目次

序   辻原 登 
    山泉 進 
第I部
 第一章 「大逆事件」と紀州新宮 
 1 「大逆事件前夜」 
 2 或る地元知識人の日記から 
 3 種々の「後遺症」 
 第二章 禄亭と寒村――廃娼論議をめぐっての絆 
  【資料】「紀伊の人びと」(1)?(5)東京 荒畑寒村 
 第三章 大石誠之助の言論にみる「半島的視座」と現代――「大逆事件前夜」の紀州新宮 
第II部
 第四章 「毒取る」大石誠之助と被差別部落のひとびと 
 1 ドクトル大石、その人柄 
 2 無請求主義と医療制度批判 
 3 貧者へのまなざし 
 4 中上健次のドクトル評 
 第五章 禄亭大石誠之助の視た日露戦中・戦後の熊野新宮の諸相 
       ――『牟婁新報』紙への係わりと、書かれざりし「熊野放棄論」の行方
 前説――幻の「熊野放棄論」 
 1 誠之助年譜の欠落事項――建物寄付願いの却下と被差別部落論 
 2 日露戦中・戦後の熊野における「公共事業」 
 3 廃娼論議――実業派、改革派を超えて 
 
終説――沖野・高木との連携に向けて 
 第六章 一九〇八、〇九年における、大石誠之助と沖野岩三郎との接点 
       ――「新宮はソシアリズムと耶蘇教と新思想との牢ひとや獄なるかも」考
 はしがき――明治末新宮の〈文化状況〉に向けて 
 1 沖野の着任と、禄亭・顕明との紐帯 
 2 〈国体論〉をめぐって 
 3 幸徳秋水の来訪とその後 
 4 〈新思想〉と若者たち 
 5 一九〇九年の軌跡 
 おわりに――『サンセット』の挫折 
  【付 載】 『大石誠之助全集』逸文とテキスト問題 
  【資料1】 大内青巒論(下)  (『日出新聞』明治四十一年八月二日付)  
  【資料2】 寄書 法律的社会主義を読みて (『熊野実業新聞』明治四十一年九月二十四日付)  
  【資料3】 翻訳 露西亜より (『熊野実業新聞』明治四十二年五月二 ほか

商品詳細

出版社名
論創社
サイズ
20cm
フォーマット
単行本

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