池大雅「真景」論攷

出光佐千子/著

発売日:2023年12月

  • 池大雅「真景」論攷
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ページ数
296p 図版24p
ISBN
978-4-8055-0978-4
著者情報
出光 佐千子(イデミツ サチコ)
出光美術館館長・青山学院大学准教授。1973年東京都生まれ。1998年慶應義塾大学経済学部卒業。2006年慶應義塾大学大学院文学研究科哲学専攻 美学美術史分野 博士後期課程単位取得退学。博士(美学)。博士後期課程在学中に渡英し、英国セインズベリー日本藝術研究所研究員として、大英博物館日本部で学芸員の補佐をする。2007年に帰国後、出光美術館学芸員、2013年より青山学院大学文学部比較芸術学科准教授に着任し、現在に至る。専門は日本近世絵画史。研究テーマは、文人画家・池大雅の風景画をめぐる詩と画の鑑賞サークル。現在は、大雅が影響を受けた室町水墨画や、近代南画(小杉放菴)、江戸時代の暮らしを描いた風俗絵画にまで関心が広がる

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商品説明

日本文人画の大成者として高く評価されてきた池大雅(1723-76)。大雅が生涯描いた「真景図」について、その思想を中国の名勝図にまで拡げることで、大雅の「真景」観について詳細な作品分析を行っている。その意識の根底には、中国の詩文や版本の図様があり、中国古代の憧れの詩人たちが見ていた景観を、あたかも目前にあるかの如く鑑賞できるような意図が存在したことを明らかにする。
著者が長らく取り組んできた研究成果を、大雅生誕300年の記念の年に刊行する。

目次

池大雅研究の現状と課題
第1部 池大雅の作画環境(池大雅評価の歴史的変遷
池大雅の真景図と制作背景―受容者層の分析を中心に)
第2部 池大雅の「真景」論(富士山図における大雅の「真景」的表現
「真景」概念の再検討)
第3部 「真景」としての中国名勝図論(八景と四季表現―「寿老四季山水図」の史的位置
「瀟湘八景図」研究―詩画一致の鑑賞方法から
西湖への憧れ―「餘杭幽勝図屏風」の景観表現の意味および形態の源泉
萬福寺東方丈襖絵「西湖図」をめぐる問題―景観に表された意味について
「西湖春景・銭塘観潮図屏風」の主題考察―図様と文学的典拠を探る
光の描写と黄檗美術―黄檗山萬寿院蔵「書画禅冊葉」の体験)
詩景と重奏する真景―中国の名勝を体感する

商品詳細

出版社名
中央公論美術出版
サイズ
26cm
フォーマット
単行本

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