医学原論 下巻「学問としての医学体系」

瀬江千史/著

発売日:2023年12月

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巻の書名
学問としての医学体系
ページ数
376p
ISBN
978-4-87474-201-3
著者情報
瀬江 千史(セゴウ チフミ)
東北大学医学部卒業、医学博士。医学への道を志すも、未だ学問の名に値する医学の存在しないことを知り、医学の体系化こそ自らの生涯を懸ける対象と決意し、医療を学的実践の場として理論化への道を歩む。爾来十有余年にして体系化の骨格を構築し得、その本質論的一般論として「医学の復権」(現代社)を世に問う。その後、四十年のWissenschaftとしての学的研鑽を重ねることによって、医学原論を完成、ここに学問としての医学体系を確立す。理論医学研究会代表幹事

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商品説明

本書は、「医学原論」完成と直接に、「医学体系」を確立することができた証明である。ここに「医学体系」は、「医学とは何か」の本質論をふまえ、「常態論」を基盤とした「病態論」と「治療論」を二本の柱として、さらにそれぞれに、原論レベルでの「本質論」、「構造論」、「現象論」を有する学問体系として創出されたのである。そしてこの原論的体系は、自らの半世紀にわたる医療実践の事実を、弁証学・認識学・論理学を一体化した論理で、すなわち哲学レベルで理論化したものであるだけに、学問的にも医療実践的にも志ある人を導く確かな指針となり得ると自負している。

本書は「医学原論」完成と直接に「医学体系」の真の姿を提示した、21世紀の画期的な著作である。著者、瀬江千史は、医学をヴィッセンシャフト化したいと希求し、学究生活を始めるに当たり、「ヘーゲル哲学」を基盤に置いた。
特に『精神現象学』中の序論に研究方法を学ぶことにより、医学体系の一般論を定立する。
爾来、その一般論を元に40年の研鑽を重ねての実果である。
以上は、ヘーゲル哲学に学ぶことなしには成し難かったことである。理由は以下である。
いかなる学問分野もヘーゲル哲学を基盤にしてこそ、それもヘーゲル哲学史の大道(主要路)、すなわち古代ギリシャ哲学からスコラ哲学を経てのゲルマン哲学への発展史、及びヘーゲル哲学と表裏一体となって発展できた学的弁証法・認識論・論理学の一体的・体系化的修学が必須だからである。
当然に、これは医学分野も例外ではなかったのである。
(南郷継正 日本弁証法論理学研究会主宰)

目次

●まえがき

●序の編 学問としての医学体系とは何か

 第一章 医学体系とは何か
  第一節 医学体系とは何か
  第二節 医学体系はなぜ必要か

 第二章 『医学原論(上巻)』の要旨
  第一節 医学体系は論理の大系である
  第二節 学問体系構築に必要な研鑽過程 
  第三節 医学体系の本質論・構造論・現象論 

●第一編 医学体系の構造論としての治療論

 第一章 治療論は医学体系の構造論の一つである
  第一節 病態論・治療論・常態論の関係 
  第二節 病態論と治療論の過程的構造 
  第三節 医学体系の表象像を提示する 

 第二章 治療論の構造を説く   
  第一節 治療論の一般論を措定する 
  第二節 治療論の構造論の構築過程 

 第三章 治療論の構造論構築過程を事例で説く   
  第一節 治療の事実を提示する 
  第二節 事実の論理構造に分け入るとは 
  第三節 事例の事実の論理構造に分け入る 
  第四節 事実の事実的構造と論理構造の違い 

 第四章 治療論は病態論が基盤となる   
  第一節 治療論の構造論は病態論に規定される
  第二節 病態論の表象像から事例を説く
  第三節 生命体の自然的外界との相互浸透の必然性
  第四節 人間の自然的外界との相互浸透の必然性
  第五節 ウイルスは生命体と自然的外界との相互浸透を媒介する
  第六節 人間の哺乳類としての自然的外界との相互浸透
  第七節 人間の認識による自然的外界との相互浸透
  第八節 人間と社会的外界との相互浸透
  第九節 常態論・病態論・治療論の連関

 第五章 治療論の構造論には二重構造がある
  第一節 治療論の一般論
  第二節 治療と看護の区別と連関を問う
  第三節 治療論の構造論としての「一般的治療論」
  第四節 「特殊的治療論」の構築過程
  第五節 「特殊的治療論」の構造は病態の構造に規定される
  第六節 病気は機能の歪みから実体の歪みへと発展する 

商品詳細

出版社名
現代社
サイズ
20cm
フォーマット
単行本

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