財政と民主主義 人間が信頼し合える社会へ
発売日:2024年2月
- ページ数
- 250,5p
- ISBN
- 978-4-00-432007-4
- 著者情報
- 神野 直彦(ジンノ ナオヒコ)
1946年埼玉県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。財政学
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商品説明
新自由主義の浸透によって格差や貧困、環境破壊が拡大し、人間の生きる場が崩されている。あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ、危機を克服しなければならない。日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し、人間らしく生きられる社会を構想する。
新自由主義の浸透によって格差や貧困、環境破壊が拡大し、人間の生きる場が崩されている。あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ、危機を克服しなければならない。日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し、人間らしく生きられる社会を構想する。
目次
序 章 経済危機と民主主義の危機
民主主義による貨幣現象としての財政
社会システムにおける生命活動
財政の三つの役割
財政によるシステム統合
市場経済に抱かれる国家
民主主義に希望を託して
第1章 「根源的危機の時代」を迎えて
人類の存続が脅かされる危機
「生」は偶然だが、「死」は必然である
内在的危機と外在的危機
二つの環境破壊
所有欲求か存在欲求か
誤ったハンドル操作による自然環境の破壊
新自由主義の「政府縮小─市場拡大」戦略の登場
新自由主義による社会環境の破壊
共同体の崩壊と原理主義の台頭
地域社会の変容
第2章 機能不全に陥る日本の財政──コロナ・パンデミックが浮き彫りにした問題
転換期に繰り返されてきたパンデミック
コロナ・パンデミックへの財政動員
日本型コロナ・パンデミック対応の問題
医療費抑制圧力の悲劇
なぜ「医療崩壊」を招いたのか
費用保障としての医療保険
公的医療機関の少ない日本
浮き彫りになった日本財政の無責任性
人間の生存に必要な対人サービス
労働市場と家族の変容
対人社会サービスへアクセスする権利保障
エッセンシャル・ワーカーの劣悪な労働条件
「規制・統制」受容の代償
生活面よりも生産面を優先した日本の対応
問われる財政の使命
財政縮小路線の大転換
財政機能の衰退
いまこそ財政の使命を拡大する戦略へ
第3章 人間主体の経済システムへ──民主主義を支える財政の意義
「生」への省察の覚醒
未来の選択を民主主義に委ねる
民主主義を有効に機能させる
社会システムを活性化する
民主主義を下から機能させる
財政を機能させる
「参加社会」か、「観客社会」か
「参加社会」を成り立たせるもの
「観客社会」における民主主義への不信と絶望
熟議にもとづくスウェーデンのコロナ対応
「強い社会」というヴィジョンの構想
熟議と連帯というプロセス
人間不 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波新書 新赤版 2007
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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