京の坤境界 桂川が流れる〈平坦な坂〉をめぐる

中西宏次/著

発売日:2024年1月

  • 京の坤境界 桂川が流れる〈平坦な坂〉をめぐる
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ページ数
204p
ISBN
978-4-7503-5692-1
著者情報
中西 宏次(ナカニシ ヒロツグ)
1946年8月、京都西陣の聚楽第東堀跡に生まれ、育つ。1971年から2007年まで大阪府立高校教員(社会科、地歴公民科)、2009年から2014年まで京都精華大学人文学部特任教授。2014年から2020年同大学特別研究員、非常勤講師。現在は京都民衆史研究所・代表

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商品説明

坂が境界であるなら、平坦な坂もある。京都中心部と坤方向の外部との往還に渡らねばならない桂川とその両岸に広がる地域は、境界ゾーンをなしてきた。これを坤境界ととらえ桂川と古くからの渡河点である久世橋両岸の吉祥院、久世を巡り、歴史的変遷をたどる。

目次

はじめに

第一章 境界としての桂川
 桂川が隔て、結んだもの
 一、古代
  葛野の開発
  葛野大堰
  松尾大社
  月読神社
  櫟谷宗像神社、大井神社
  法輪寺と空海
  伏見稲荷と秦氏
  石清水八幡宮と秦氏
  上賀茂・下鴨神社と秦氏
  木嶋坐天照御魂神社
 二、中世〜近世
  用水指図
  「御庄」とは?
  土一揆と起請文
  隔てつつ結ぶ
 三、「桂男」、「桂女」をめぐって
  「桂」という地名
  桂男
  桂の樹に倚る月神
  桂女
  桂女像の転換
  近世の桂女
  近代の桂女
 四、近現代の桂川
  保津川下り
  水害と河道整備
  堤外地(河川敷)の利用
  桂川河川敷の農地
  流作地の拡がり
  都市近郊空間としての流作地
  近代の河川管理と桂川堤外地
  時代を映す堤外地風景
  未来に向けて
 五、京都の坤境界としての桂川

第二章 桂川に南面する吉祥院
 一、吉祥院天満宮近辺
  吉祥天女社と天満宮
  吉祥院六斎念仏踊り
 二、南條――吉祥院菅原町近辺
  『雍州府志』にみる小島
  喜田貞吉の小島村考
  検非違使とキヨメ
  小島村の草場
  牛馬吟味
  近代の南條
  在日朝鮮人の集住
  南條の六斎講
  六斎念仏講の衰退と菅原講での継承
  菅原講の危機と再建
  運動のリニューアル、学校との連携
  地域活動のネットワーク化
  境界からの発信
 三、西條――吉祥院西ノ茶屋町近辺
  西條茶屋
  陽泉亭
  日向地蔵と日向大神宮
  日向地蔵の受難と再生
  日向地蔵再びの ほか

商品詳細

出版社名
明石書店
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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