イギリスの忘れられた子供の本

鶴見良次/著

発売日:2023年12月

  • イギリスの忘れられた子供の本
  • イギリスの忘れられた子供の本
  • イギリスの忘れられた子供の本
  • イギリスの忘れられた子供の本
ページ数
264p
ISBN
978-4-255-01358-9
著者情報
鶴見 良次(ツルミ リョウジ)
筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得満期退学。ケンブリッジ大学ダーウィン・カレッジ客員研究員などを経て、成城大学文芸学部英文学科教授。博士(文学)。英語・イギリス文学専攻。著書に『マザー・グースとイギリス近代』(岩波書店、日本児童文学学会特別賞)ほか

¥2,970 税込

13 nanacoポイント

13 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

古い屋根裏部屋で埃をかぶる子供の本棚。イギリス近代の、今日では「忘れられた子供の本」が、当時の世相にいかに受け入れられたのか?膨大な史料を基に解明する、名作の系譜とは一線を画したイギリスの児童文学史。

イギリスの児童文学にもイギリス文学史で言われる「キャノン(正典)」による「偉大な伝統」が形成されてきた。
いわゆる「名作」の歴史である。それに対し、本書が目指すのはそれとは異なるもう一つの「イギリス児童文学史」の試みである。
すなわち、「名作」として今日まで知られているもの以外に、どのような本が、どのような時代に、どれほど、どのように読まれたかが
問いとなる。
膨大な歴史資料から解明するイギリス近代の子供の読書世界。

目次

■序 論
イギリス児童文学の「偉大な伝統」
イギリス帝国の子供の本
忘れられた子供とその本
児童文学の現代的概念
論述の方針

■第一章 子供用の聖書の誕生
――ジャン・フレデリック・オステルヴァルド『簡約聖書物語』([一七一二年あるいはそれ以前])他
子供用の聖書  
子供に聖書を読ませることの是非
ジャン・フレデリック・オステルヴァルド『簡約聖書物語』
ジョゼフ・ハザード刊『簡約 旧約・新約聖書物語』(一七二六)と著者不詳『子供の聖書』(一七六三)
イギリス帝国の子供の聖書

■第二章 ピューリタン後裔の子供の讃美歌
――アイザック・ウォッツ『聖なる歌』(一七一五)
「良き教えの本」の伝統
最も美しい讃美歌の作者
讃美歌の教育的効用  
ピューリタン的な要素――ジェイムズ・ジェインウェイ『子供のための遺言』
(一六七二)とエイブラハム・チア『子供のための鏡』(一六七三)
『聖なる歌』のトラクトとその国際的流布
宗教的な児童書の役割の終焉

■第三章 イギリス帝国の子供の物語
――ジョン・ニューベリー刊『靴二つさんの物語』(一七六五)とその続編(一七六六)
子供のために書かれた最初の写実主義的小説
妖精物語的世界観と近代的市民道徳
魔女と女教師
女教師が主人公の童話の誕生
弟トムの冒険物語
イギリス帝国の辺境への憧れと地理
慈善と冒険――二つのイギリス近代  
女の子と男の子の立身出世物語

■第四章 「学者犬」の童謡
――セアラ・キャサリン・マーティン『ハバードおばさんとその犬の滑稽な冒険』(一八〇五)他
擬人的な動物の童謡
『ハバードおばさんとその犬』とその原作者
ハリス版とキャトナック版の異同
『ハバードおばさんとその犬』後編と続編(一八〇六)
『トロットおばさんとその猫』(一八〇三)
大道芸「学者犬」としてのハバードおばさんの犬
ジョージ・クルックシャンク《犬の時代》(一八三六)
ハバードおばさんとその犬のイギリス近代

■第五章 子供の本における残酷性
――ペロー童 ほか

商品詳細

出版社名
朝日出版社
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ